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公開日:2017年8月18日

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第3回知事意見交換会 平成29年7月25日(火曜日)多度津町

平成29年7月25日(火曜日)

第3回目として、多度津町を訪問し、視察や意見交換を行いました。

訪問先

【視察先】合田邸ファンクラブ

【視察・意見交換先】おいでまい町家PROJECT in 香川 TADOTSU

合田邸ファンクラブ

合田邸を視察する知事 説明を聞く知事

合田邸の外観を見る知事

まず、多度津町の古い町並みにある「合田邸」にお伺いしました。

「合田邸」は、多度津町の近代における発展を牽引した多度津七福神の一人である合田房太郎氏(1861ー1937年)が建てた、往時の多度津の繁栄を物語る邸宅です。

その文化財的・歴史的価値が高い合田邸について、建物を保存するための修理を行うほか、多度津町内外の方々に知ってもらうための見学会やイベント等を実施して、町づくり・町おこしの一助となることなどを目的に、平成28年3月に設立されたのが「合田邸ファンクラブ」です。

最初に、同クラブの泉川代表からクラブの概要についてご説明をいただき、次に、関口副代表から、邸内の案内をしていただきました。邸内では、大広間にある漆塗り折上格天井や和の要素を取り入れたシャンデリア風照明器具から机や椅子などの家具にいたるまで建設当時の雰囲気、歴史の重みを感じることができました。また、合田邸は、広大な敷地をもち、かつ経年劣化により一部建物自体の老朽化も見られますが、同クラブの皆様が草刈り、剪定、清掃や修復などを行って、建物の維持管理に懸命に取り組まれており、そのようなご努力もあって、平成28年11月に初めて一般公開をした際には、4日間で約4千人もの方が見学に訪れたとのことです。

合田邸の見学後、近隣の町並みを見学しました。多度津町は、現在、国庫補助を受けて、また県の支援も受けながら、合田邸を含めた一帯の伝統的な町並みについて、学術的な調査を実施しており、今後、その保存と活用の方策を検討していくとのことです。風情ある素晴らしい町並みをこれからも守っていき、地域を盛り上げようとする熱意が伝わってきました。

おいでまい町家PROJECT in 香川 TADOTSU

集合写真 意見交換会の写真

香露軒を視察する知事

次に、おいでまい町家PROJECT in 香川 TADOTSUが、古民家ステイとして貸し出している「香露軒」を訪問しました。

「香露軒」は多度津港近くの築約90年の建物をリノベーションし、昨年7月に「おいでまい町家PROJECT in 香川 TADOTSU」がオープンした宿泊施設です。同団体は、香露軒を中心に活動し、町家、古民家、歴史ある建物を利活用し、空き家を復活させ、多度津町への移住者、商店、企業、観光客等を増やし、多様な町づくりの事業活動を展開するため平成26年4月に設立された団体です。

香露軒を訪問し、最初に同団体の生田代表から団体の概要をお聞きし、その後、建物内のご案内をいただきました。香露軒は、戦前まで料亭として使われていたこともあり、襖を開くと隠し階段があるなど、おもしろい造りとなっていました。宿泊利用者については、1棟貸しをしており、地元野球部の合宿などに使われるほか、他県からだけではなく、海外のお客様なども多く、幅広く利用されているそうです。

合田邸、香露軒の視察後、両団体の方々と意見交換を行いました。

意見交換会の概要について

1.各団体の活動状況について

意見交換会には、おいでまい町家PROJECT in 香川 TADOTSUと、合田邸ファンクラブの会員の皆さまにご参加いただき、各団体を設立したきっかけや活動状況などをお聞きしました。

老朽化している空き家や文化的にも価値のある合田邸の利活用など、それぞれ手法は異なりますが、両団体とも町の活性化を図りたいという思いを持って活動されていました。

また、今後、おいでまい町家としては、香露軒の経営を軌道に乗せ、従業員、特に若者を雇用し、若者の定住につなげていきたいということ、合田邸ファンクラブの会員のなかには、現在、毎月第一日曜日に「たどつまち歩きの会」の会員として、合田邸やこんぴら街道(多度津街道)など古い町並みを対象としたコースを歩き、紹介する活動を行っていらっしゃる方もいますが、これからは従来の多度津の歴史を巡るコースのほか、発災時にはここに避難すれば安全という防災の意味合いも含めたコースなど、テーマを設けながら町歩きを行っていきたいということでした。

2.参加者の皆さんの意見

「東京オリンピックなどに合わせイベントを行い、観光客を呼び込みたい。」というご意見や、「現在、ボランティアで活動しているが、維持管理費など費用も必要だし、各自仕事を持ちながらの活動なので、今後の活動に先が見えない不安がある。」という今後の活動、運営に対する意見をいただきました。

私からは、観光客が増えると、トイレや水回りなどの課題はありますが、県内・国内にとどまらず、近年外国の旅行客には日本の古民家での“暮らし”を経験したいという人が多いので、それらをうまく誘客する方法も考える必要があるということや、今後の活動・運営の方法として、徳島県の「桃源郷祖谷の山里」や三豊市仁尾町の「松賀屋」なども同様な事業を行っているので、それらを参考にしたり、また情報交換などしてはどうかということをお伝えしました。

世代を超えて受け継がれてきた歴史的な建物や町並みは、一旦失われると、元に戻すことが極めて難しく、その保存には、地域の方々の強い意思と協力が不可欠です。そのような強い意思と協力を持って、両団体の方々は、多度津町とも協力しながら、身近にある民家や古い町並みを残し、それらを有効に活用して、多度津町の活性化に取り組んでいます。これらの取り組みは、自分たちが暮らす地域の歴史、伝統、文化を見つめ直す機会となり、それらを次の世代に継承していこうとする、誠に意義深いものでもありますので、県としても、両団体の皆様と共に考えながら、協力・支援していきたいと思います。

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