ご提言等の内容(東讃地域統合高校予定地について)
受付年月日
2026年07月10日
回答年月日
2026年07月31日
テーマ
東讃地域統合高校予定地について
提言内容
さぬき市造田是弘の東讃地域統合高校予定地は、「二つの農業用ため池」に挟まれた場所にあります。さぬき市のため池ハザード・マップでは、今後予想される地震や豪雨によりため池が決壊した場合の浸水想定が示されており、当該地域についても「大雨や大地震の際には決壊するおそれがある」といった趣旨の記載がなされています。しかし、このハザード・マップの前提となっている降雨条件でさえ、平成29年九州北部豪雨や平成30年西日本豪雨のような近年頻発している極端な豪雨と比べて、想定が甘いのではないかと懸念しております。
気候変動の影響で想定外の豪雨が各地で繰り返し発生している中で、ハザード・マップに載っているため池に挟まれた場所に高校を新設することは、生徒や教職員、地域住民の命を守る観点から十分に慎重であるべきだと考えます。
東讃地域統合高校は、東讃地域の高校教育の中核となる重要な学校です。その立地が将来の大雨や大地震の際に浸水やため池決壊の危険にさらされるような場所であってはならないと思います。万が一の際に、生徒や教職員、避難してくる地域の方々の安全を確実に守れるのかどうか、県全体の防災政策の観点からも再点検が必要ではないでしょうか。
つきましては、知事に次の点をぜひご検討していただきたく、お願い申し上げます。
一つ目に、東讃地域統合高校予定地周辺のため池について、九州北部豪雨や西日本豪雨級の集中豪雨も踏まえた最新の想定に基づく安全性評価を行い、その結果を県民にわかりやすく公表していただきたい。
二つ目に、ため池決壊や浸水リスクを「ゼロにはできない」ことを前提にした場合に、高校立地として本当に妥当なのかどうか、代替案も含めた検証を行っていただきたい。
三つ目に、検証の過程と結果について、保護者や地域住民を対象とした説明と意見交換の場を広く設けていただき、県としての考え方を丁寧に示していただきたいと思います。
将来の子どもたちが通う学校である以上、教育内容だけでなく、立地と安全性についても、最新の知見と実際の豪雨災害の経験を踏まえた慎重な判断をしていただきたいと願っています。お忙しいところ恐れ入りますが、上記の点について県としてどのように考え、どのような対応を検討されているのか教えてください。どうか、子どもたちと地域住民の命と暮らしを守るという観点から、立地の安全性の再検討を強くお願いいたします。
回答内容
メールを拝見しました。
東讃地域統合高校の整備場所につきましては、必要な広さの土地を一体的に確保できること、様々な地域からの生徒の通学の利便性などの観点のほか、自然災害等のリスクの観点についても慎重に検討を重ね、令和4年6月に整備場所として定めたところです。
ご指摘の二つの農業用ため池の安全評価につきましては、200年に1回の割合で発生するものと推定される200年確率洪水流量に対応できるものと確認しているほか、「ため池設計指針」に基づく耐震診断により耐震性を有することを確認しております。
また、ため池の安全性については、地元水利組合や、地元の方を対象とした住民説明会などでも、説明を行っているところであり、今後、生徒募集の段階においては保護者の方に対しても丁寧に説明を行っていく予定としています。