ご提言等の内容(東讃地域統合高校予定地の安全性について)
受付年月日
2026年07月21日
回答年月日
2026年08月03日
テーマ
東讃地域統合高校予定地の安全性について
提言内容
東讃地域統合高校の建設計画について、東讃地域に暮らす一市民として、予定地の選定経緯と自然災害リスク評価に強い不安と疑問を抱いており、以下のとおり意見を申し上げます。前知事は令和4年6月県議会において、統合高校の予定地決定にあたり「通学の利便性や今後の人口動態、自然災害リスク等も考慮した」と答弁されたと承知しています。一方で、実際に示された8つの候補地と現在の予定地を地元から見たとき、二つのため池に挟まれた低地であり、過去に冠水も経験している現在の予定地は、自然災害リスクの観点からは最も避けるべき場所の一つだというのが地域住民の率直な感想です。文部科学省の「高等学校施設整備指針」では、高校の敷地について「地震、洪水等の自然災害に対し安全であることが重要であること」や、「避難拠点として地域住民も利用することを踏まえて計画すること」が示されています。東讃地域統合高校も、将来にわたり多くの生徒と地域住民の命を守る拠点となるべき施設であり、この指針の趣旨から見ても、ため池に挟まれた低地という現在の予定地の安全性には、改めて慎重な検証が必要だと考えます。しかしながら、現在の予定地が公表された当時には、ボーリング調査や詳細な地歴調査さえ実施されておらず、十分な事前調査を経ないまま「予定地ありき」で判断が先行したのではないかという疑念を拭えません。もし候補地の比較検討が、詳細な自然災害リスク評価や地盤調査を伴わない机上の評価にとどまっていたのであれば、その前提の上に成り立つ現在の予定地決定は、将来世代に対して大きな不安を残すことになります。東讃地域の子どもたちが通う高校は、数十年先の世代まで使われる県民共有の財産です。短期的なスケジュールや既定路線にとらわれることなく、将来の自然災害リスクに真正面から向き合ったうえで、「ここなら安心して我が子を通わせられる」と地域住民が納得できる選択をしていただきたいと強く願っています。
回答内容
メールを拝見しました。
東讃地域統合高校の整備場所につきましては、必要な広さの土地を一体的に確保できること、様々な地域からの生徒の通学の利便性などの観点のほか、洪水ハザードマップ、津波ハザードマップ、ため池ハザードマップなどで自然災害等のリスクの観点についても慎重に検討を重ね、令和4年6月に整備場所として定めたところです。
ご指摘の二つの農業用ため池の安全評価につきましては、200年に1回の割合で発生するものと推定される200年確率洪水流量に対応できるものと確認しているほか、「ため池設計指針」に基づく耐震診断により耐震性を有することを確認しております。
また、造成にあたっては、都市計画法に基づく開発許可基準に基づき、排水量を増やさないよう、校内に整備するグラウンドなどに貯水機能を持たせ、排水調整ができるよう計画しているほか、地盤の液状化に対しては設置する擁壁の基礎地盤には地盤改良工事を実施するとともに、学校建物について実施設計などにおいて対応を図っております。
以上のことから整備場所について安全性は確保されていると考えており、こうした安全性については、地元の方を対象とした住民説明会などでも、説明を行っているところであり、今後、生徒募集の段階においては保護者の方に対しても丁寧に説明を行っていきたいと考えております。