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公開日:2020年12月11日

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ご提言等の内容(消費生活センターの多重債務・ヤミ金融専用相談について)

受付年月日

2020年11月20日

回答年月日

2020年11月30日

テーマ

消費生活センターの多重債務・ヤミ金融専用相談について

提言内容

香川県の消費生活センターの多重債務・ヤミ金融専用相談について、問題があると思いメールさせてもらいました。

1.センターの扱う多重債務の範囲について疑問

センターの扱う多重債務は金融機関やヤミ金融だけで、個人間の債権債務については扱わないと多重債務・ヤミ金融専用相談ダイヤルで○○氏より強く主張されました。
まずこの点について疑問を感じます。センターの役割が弁護士などの専門家に取り次ぐだけの役割でも、個人間の債権債務は知らない、で多重債務専用相談ダイヤルの役割を果たしていると言えるのでしょうか?
専用ダイヤルまで設けておきながら、●●県と比較すると内容ははるかに負けているように見えます。
●●県などはエクセルで債務一覧表をダウンロードできます。その中には個人からの借金も記載するように注意書きがあります。どちらが専門か分からない。はっきりと言って、香川県の取り組みは甘いと思います。
(●●県のホームページアドレスの記載)
それとも金融機関などと比べて立場も弱く、情報に乏しい個人の債権者を軽く見て、金融機関やヤミ金融だけ解決すれば解決すると甘く見ているのですか?

2.多重債務者に真摯に対応する

消費生活センターの○○および県庁の担当課は、相談者に真摯に対応すると主張しました。
それはそれで結構ですが、多重債務者の中には、本当に困っている人だけではなく、悪意の人間もたくさんいるのも知っているようです。
払えなくなって相談する人もいます。最初から払う気がなく、取り立てが厳しくなったから相談する人。金融機関から借り入れできなくなったから知人から借金を繰り返す。いくつかのタイプがあります。
真摯に対応するのは結構ですが、悪意の相談者にも真摯に対応するのですか?悪意かどうか?ウソをついているかどうか?は分からないとの返答でした。金融機関に関しては書類を確認している。甘くないと強く主張。
しかし、個人からの借金はセンターではノータッチの案件。個人の債権者からの借金を聞けば、その相談者のタイプがなんとなく分かると思いますし、ウソとまでは思わなくても、疑問な点が何点か出てくるとも思います。このような初歩的なことすらしないで、問題なく相談に乗れているとは思えない。
相談者に「あなたウソを言っていますね」と聞くわけにはいかないと言っていましたが、当たり前です。ウソをついていると正直に言う人間がいると思いますか?○○氏は悪質な債務者がいることは知っていると主張したが、知っているのであれば、それを見抜くようなノウハウも必要である。○○氏の主張するように「ウソは分からない」ではなく、「ウソ」を見抜く以前のレベルである。
相談者がウソを言っているのが判明した場合はどうするか?という問いに対して、○○氏の主張は「ウソは分からない」「相談者に真摯に対応している」だけ。答えになっていない。
また県庁では、ウソが判明したら裁判所に主張すればいいとのこと。債務者が、消費者センターの多重債務・闇金専用相談ダイヤルに相談した際、ウソの内容を申告して相談した。たったこれだけで、なぜ裁判?疑問だ。
そういう相談者もいるのであるから、相談の方針などを考えるというのが答えだと思う。具体的にどのように変えろとまでは言わない。しかし、それくらいの返答はできてもいいのではないだろうか?

3.消費生活センターの○○氏および県庁職員の態度について

私は△△に在住しています。▲▲に在住の人間に金を貸している債権者です。金融業者ではなく、個人自営業です。
債務者側に多々問題があり、いろいろな事情を聞きました。正確な日時までは分かりませんが、消費生活センターに多重債務・ヤミ金融相談したことも分かりました。
ただ、ウソをつく債務者です。どこまで本当で、どこまでウソかは分かりませんが、センターの対応に疑問を感じました。消費生活センターの○○氏および県庁の職員の言葉を借りると、どこまで「ウソ」かは分かりません。だけど、県民の1人として、センターの相談方針などに疑問を感じたから、多重債務・ヤミ金融相談ダイヤルに電話をしたのです。
○○氏および県庁の職員は、私に債務者に借金を踏み倒されたかどうか?を聞きましたが、私が責任を取れなど追及していないのに、お前たちに関係ないのではないか?と思います。
また私が個人債権者であるので「センターの扱う多重債務は金融機関やヤミ金融だけで、個人間の債権債務については扱わない」と○○氏が答えたのであれば問題です。ウソ。
たとえ債権者として意見したとしても、何か問題があるのですか?
責任を取れともなんとも言っていないのに、なぜ個人の事情まで聞きますか?

私が言いたいのは上記で述べた3点のみ。「個人債権者からの債務は多重債務に含まれないのは疑問」「悪意の相談者にも真摯に対応するのは疑問」「悪意やウソは分からないではなく、ウソに気付くノウハウがないのも疑問」。
このような疑問だらけに対して、○○氏は「個人債権者からの債務はセンターは取り扱わない」「相談者には真摯に対応している」「ウソは分からない」の主張。答えになっていません。
また県民の意見=債権者からの嫌がらせと感じたのであれば大きな勘違い。県民の意見を受け入れないような完璧な相談機関とも思えない。

さらに言いたい。個人債権者は金融機関や闇金と比べて、情報力も乏しく、弱い立場にある。このような立場の人間、しかも借金を踏み倒されるものの気持ちになって相談に乗っているとは思えない。
○○氏の主張や県庁の対応は、自分たちは間違ったことをしていない。県民の意見を聞く耳も持たないという対応だ。この対応がクレームになるのである。

4.知事へのお願い

回答をしない場合もあるとのことですが、この点についてだけは絶対に回答をいただきたい。
香川県消費生活センターは多重債務・ヤミ金融専用相談ダイヤルまで設けている。
にも関わらずに「個人債権者からの債務はセンターでは取り扱わない」という点について、どうお考えですか?改善する余地は全くないのですか?
仮に私の意見を債権者からのクレームと受け止めて、「個人債権者からの債務はセンターでは取り扱わない」と○○氏が主張したのがウソであれば、どうお考えですか?このようなウソを言う人間に多重債務・ヤミ金融専用相談を受けてもらいたくないというのが県民からの意見です。
県民の私は、県の機関である消費生活センターに対して、疑問を感じたら意見及びクレームを入れる権利があると思います。もし、私が債権者の立場であるという理由で上記のような対応をとったのであれば問題だとも思います。
仮に債権者は悪、債務者は被害者という認識で、多重債務・ヤミ金相談にのっているのであれば大きな間違いだと思います。
センターの多重債務・ヤミ金相談についても疑問ですが、センターの○○氏や県庁の職員の対応の方が余計に疑問です。

回答内容

メールを拝見しました。

消費生活センターの業務については、消費者安全法において、消費生活相談員が事業者に対する消費者からの苦情に対応することなどが定められています。このため、事業者からの苦情や個人間のトラブルに関する苦情は、消費生活センターの業務とされていませんが、必要に応じて弁護士相談を紹介したり、他の相談機関を紹介したりしています。

また、多重債務・ヤミ金融に関する相談については、相談者の抱える債務全体を把握する必要があることから、貸金業者などからの借り入れ分と合わせて、個人間の借り入れの状況もお聞きしています。
今回の消費生活相談員の対応については、個人間の貸借に関するトラブルであるため、対応できない旨を説明したものです。消費生活センターの業務につきましては、消費者安全法に定める業務を行っておりますので、ご理解いただきたいと存じます。

県では、今後も、消費者トラブルの解決や未然防止に積極的に努めてまいります。

担当課

担当

消費生活センター

電話

087ー832ー3790

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危機管理総局くらし安全安心課

電話:087ー832ー3790