ご提言等の内容(学校での校長のパワハラ防止と労働基準法の順守について)
受付年月日
2020年12月15日
回答年月日
2020年12月24日
テーマ
学校での校長のパワハラ防止と労働基準法の順守について
提言内容
家族が○○小学校で働いています。9時以降に帰宅することも珍しくないのですが、学校での様子を聞くと、校長のパワハラと労働基準法などの法律を守る意識の薄さに、あぜんとしています。香川県では、パワハラの禁止や労働基準法の順守について周知していないのでしょうか?
他にもたくさんありますが、このようなものがあります。
1.仕事が始まる時間は、8時からだが、30分前に学校に着いていないと出勤時間を早くするよう指示を受ける。
2.仕事の終わりの時間は、4時30分であるが、5時以降に校長が主催する研修の時間を当日突然設定する。参加することが当然であり、拒否する自由はない。
3.学校連絡用のアプリを個人の所有物であるスマートフォンにインストールすることを強要された。インストールしていない先生は怒られた。
4.休日に1時間程度の時間を設定しZOOMを使った動画配信の動作確認への参加を求められた。要請は、動画配信の前日に学校連絡用のアプリ上において行われ、その際、強制ではない旨が明記されていた。だが、用事があり動画の視聴を途中でやめた先生を後日「自分の用事とどちらが大切なのか?」「興味を持って参加しないなら先生にむいていない」などの暴言を用いて非難した。
5.働き方改革が言われる中、仕事をさらに増やしており、全体的に残業時間が伸びている。他の学校は残業時間が減少しているため、研修で時間を減らすよう指導を受けたそうである。そこで、先生方の見かけの残業時間が減るよう、家でできる仕事は、学校ではなく持ち帰って仕事をするように指示をした。(過労死した場合、家庭での労働時間はどのように計算するのか?)
このような不法な命令を平気でしてくる上司がいる職場があることを大変残念に思います。それとも香川県の職員は、休日も関係なく、上司の命令に従う必要があり、暴言にも我慢しなければならないのでしょうか?
このような現状について知事のお考えをお聞かせください。
また、上記の事実関係を確認の上、直ちに是正措置を取っていただきたいです。
その上で、パワハラの防止と法令順守のための具体的な方策をお知らせいただければと思います。
5.の働き方改革については、上記のように見かけの時間を減らすことに重点が置かれ、本来の意図が十分に伝わっていません。今後どのような対応を行うか改善策をお知らせ下さい。
回答内容
メールを拝見しました。
職場におけるパワー・ハラスメントは、職員個人の尊厳を不当に傷つけるだけでなく、その勤労意欲を減退させるなど、職場全体に大きな影響を与えるものです。このため、令和2年6月には、県教育委員会において「職場におけるパワー・ハラスメント防止等に関する方針」を定め、各学校や市町教育委員会に対して、その防止に向けて取り組んでいるとのことです。
また、教職員の働き方改革については、県教育委員会では、「教職員の働き方改革プラン」や「部活動ガイドライン」を策定し、勤務時間の管理など教職員の負担軽減に関する取り組みを進めていると聞いています。
ご相談いただきました内容については、当該学校の教職員の服務を監督する●●教育委員会が、早急に事実確認した上で、適切に対応していくとのことであり、詳しいことは、●●教育委員会△△課にお問い合わせください。
今後とも本県教育に対するご理解とご協力をお願いします。