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公開日:2021年03月19日

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ご提言等の内容(宇野線の一部区間の複線化について)

受付年月日

2021年02月28日

回答年月日

2021年03月08日

テーマ

宇野線の一部区間の複線化について

提言内容

鉄道の、宇野線茶屋町から久々原の約1キロメートル、備前西市から大元の約700メートルの複線化を要望いたします。
四国と本州を結ぶ大動脈である当区間の輸送密度は、現在複線化工事中の奈良線に匹敵し、特急、快速、普通が混在して運行されているため、線路容量が逼迫(ひっぱく)しています。
特に列車が遅延した際、単線区間が多いためにダイヤの回復がしづらくなっています。
茶屋町から久々原は、宇野線と瀬戸大橋線が合流し、前後が複線区間になっているにも関わらず、高架アプローチ部分約1キロメートルのみが単線です。
このため、通常ダイヤでも茶屋町での交換待ちが発生しており、上り列車が遅延した際には久々原駅でも交換待ちが発生し、対向列車の遅れを拡大させています。
さらに、大元から備前西市についても同様に、高架アプローチ部分約700メートルのみが単線のため、少しでも下り列車が遅れると、上り列車が待たされている姿を見かけます。
よって、この2区間については早急な複線化が必要です。
この複線化により茶屋町から早島、備前西市から大元が完全に複線となります。
奈良線は複線化するのに、同等以上の輸送密度かつ特急運行路線である宇野線が改善されないのは誰がどう考えてもおかしいです。
全線複線化は難しいとしても、上記のわずかな区間の複線化でダイヤ回復性は大幅に改善します。
高架化前の地上の旧線用地を利用すれば、複線化はそれほど難しくないでしょう。
遅延時の単線区間での遅れ拡大が頻繁に発生しており、公共交通機関として大幅なサービス低下を招いている状態です。
これは高速化以前の問題のため、鉄道事業者・岡山県・愛媛県などと連携して、上記2区間の早急な複線化工事をよろしくお願いします。

回答内容

メールを拝見しました。

瀬戸大橋線(宇野線・本四備讃線)は、四国と本州を結ぶ重要な路線であり、その利便性の向上を図ることは、本県にとっても有益であると考えております。
岡山駅から茶屋町駅までは単線区間が長いために、早島駅で生じていた対向列車待ちのための時間ロスにより運行時間が短縮できない状況や、ダイヤの柔軟性が悪く、一度ダイヤが乱れると回復までに時間がかかる状況でした。これらを改善するため、平成15年度から平成20年度にかけて、事業者と岡山県をはじめ、四国4県で連携し、国の補助金も活用しながら備中箕島駅から茶屋町駅に至る区間、約3.3キロメートルの複線化などを実施しました。
事業者に確認したところ、これにより、ダイヤ混乱時の早期の復旧については、全線を複線化するのと同様の効果が得られるようになっているとのことでした。

また、残る区間の複線化については、用地買収などに多大な費用が必要となる反面、現在以上の効果は見いだせないことから、現時点では具体的な計画は無いとのことでした。

本県としましては、事業者のご意見を踏まえると現時点で直ちに一層の複線化を進める状況には無いものと考えておりますので、ご理解ください。

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