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公開日:2020年12月10日

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ご提言等の内容(グルサポかがわなどについて)

受付年月日

2020年10月20日

回答年月日

2020年10月30日

テーマ

グルサポかがわなどについて

提言内容

昨日のニュースで「グルサポかがわ」について紹介されており、750万の予算をかけて作成されたサイトは、どのようなものかと見て驚き、落胆し、怒りさえ覚えましたので筆をとりました。
この件について調べるうちにいろいろと疑問があり、また提案もさせていただきたく、少々長くなりますがお付き合いください。
なお、回答いただく際は分かりやすいよう以下の番号を付けてお願いします。

  1. 事業予算額750万のうち700万を上限として公募されていますが、何社が応募し、いくらで契約されたのでしょうか。また、どのような契約内容でしょうか。産業政策課のページなど見ましたが、確認できませんでした。
  2. ひどく見にくいサイトですが、この程度のサイトであれば多額の費用をかけずとも、あえて有償のCMSなど使用せず無料CMSを使えば作成できるはずですし、外注しなくとも職員の方で作成可能と思われます。(少なくとも公募にあたって情報セキュリティ要件一覧や仕様書を書けるだけの知識のある職員であれば可能と思われる。)ましてや来年3月までの期間限定サイトですので簡易なもので十分ではないですか。
    あるいは、以前似たような取り組みがあったと思いますが、eとぴあかがわでホームページ作成テックキャンプのテーマとして設定して優秀作品を採用というアイデアもあります。
    このような、できるだけ費用をかけない方法について検討されましたか?検討されていないとすれば、今後のシステム調達時はぜひ検討をお願いします。
    今はアイデアと改革精神で、これまでの数分の一の費用で何倍もの効果を生み出せる時代です。
    わが県選出のIT担当大臣が出たことでもありますし、ぜひIT先進県になる取り組みと合わせてお願いします。
  3. ●●が運営している△△とグルサポかがわがそっくりですがご存じですか?今回受託者の四国新聞メディア株式会社と●●はグループなので著作権などは問題ないのだろうと思われますが、デザインやコンテンツなど使い回しがあからさまです。既に作成されていたサイトを利用して、税金を支出するとは、飲食店支援と言いながら、●●支援になっているのでは?と、あらぬ疑いをかけられかねません。また、香川県独自のサイトと言いながら、独自性のカケラも感じられません。新しい生活様式の紹介や食品衛生法、食中毒対策が含まれているのが独自性などと言わないでください。それらの情報は感染症対策や保健所などで既に出されている情報を表示しているだけです。
  4. 本事業におけるキャンペーンやイベントなどの実施についてです。公募仕様書ではサイト作成に多くの紙面が費やされていましたが、公募評価基準点数によると、サイト構築40点、イベント等35点となっています。また前項3.で指摘したような使い回しによりサイト構築費用はほとんどかかっていないと推測されますので、最大700万もの血税はサイト作成部分ではなくイベント実施に費やされるものと信じたいです。サイト作成で費用節約した分、さぞかし効果的な企画が選定時に既に提案されているものと思われますので、早急にご紹介ください。知事会見や産業政策課ページでは企画について言及されておらず、確認できませんでした。
  5. 本事業における効果目標について教えてください。飲食店支援につながる、新しい生活様式PRができる、などの定性的目標ではなく、定量的な目標と事業進行中および終了後の効果測定の方法についてお願いします。
    例えば、サイト訪問数見込み○○PV、キャンペーンイベント参加見込み○○人、飲食店送客増加○○人、飲食店売上寄与○○円などです。
    単純に考えると事業予算750万を当初参加150店で割ると1店5万円です。少なくとも、これ以上の効果が期待できるからこそ、直接支援ではなく、このような方法を取っているのだと理解しています。
  6. 今回、テイクアウトやデリバリーについて、既にあるネットサービスなどを利用せず、3.で指摘したようなサイトの流用を許してまで県独自のサイトを立ち上げる意義は何だったのでしょうか?宅配・デリバリー代行サービスの利用料などを飲食店に対して直接支援したり、導入したい飲食店に利用方法を指南するような方法も考えられますが、あえて間接的にした理由は何ですか。5.の効果がよほど高いのか、それ以外に何かあるのでしょうか。
    似たような事業で、◇◇市では飲食店支援だけでなく消費者支援も狙って非常に機動的で高い効果を狙った施策をしていました。(◇◇市の定量目標も多少不明確ではありますが)
  7. 公募仕様によるとサイトサービス開始期限が10月16日となっていますが、10月19日から開始となった理由は何ですか?一見すると要求サービスを満たせていないように思えますが、その点について何らかのペナルティはありましたか?それとも、香川県側があえて延期したのですか?少しでも早い対策が求められており、また期間限定の取り組みでもあるのに、送客の見込めるせっかくの週末を1回飛ばした理由を教えてください。
    まさか、10テ(ン)19イクという、かなり苦しい語呂合わせのためなどとは言わないと思いますが。
  8. 公募公告によれば選定に至った経過は非公表ということですが、選定委員会メンバーはどのような方々でしょうか。ここまでに述べてきたような観点の知識・経験を持って、正しく評価・選定できる人材が含まれていましたか。選定後の進行管理、3月の事業終了までの管理についても同様に有識者が関わっていますか。
    システム開発において発注者側の技量とでも言うべきものが問われる時代になっています。
    万一、今回はそのような方が加わっていなかった。もしくは、そのような人材が不足しているのであれば、本件を今後に活かし、人材を集めてください。社内(庁内?)コンサルのような横断的組織を作ってください。行政のIT化推進、IT先進県かがわを目指して、ぜひともお願いします。そして我々の税金を効率的に使ってください。

以上、大変長くなりましたが回答および検討をお願いします。

なお、お願いですが、本件について県民の声データベース公開時にできるだけ伏せ字にしないでください。他記事であるような県内では1社しかない誰でも想像できる鉄道事業者(四国全体の鉄道ではない)を伏せ字にするようなナンセンス対応はやめていただきたい。特に3.や6.などの指摘について、誰でも容易に分かる事業者名を伏せることは指摘内容を不必要に分かりにくくする効果しかありませんので。

さて、ここからは全くの別件になります。

今回グルサポの件を調べている中で香川県の組織一覧を見ていて、長寿社会対策課というネーミングに違和感を覚えました。対策という言葉にはマイナスイメージがあります。香川県の組織で他に対策とつくのは、水資源対策課、廃棄物対策課、薬務感染症対策課のようです。いずれも、水不足、廃棄物や感染症など負のイメージへの対応を迫られているものです。

一方、長寿社会についてですが、確かにさまざまな負のイメージもありますが、長「寿」と書かれるように喜ばしいことでもあるはずです。組織名について見直しを検討されてはいかがでしょうか。

ちなみに、老婆心(老爺心?)ながら近県を調べてみたところ、長寿いきがい課(徳島)、長寿介護課(愛媛)、健康長寿政策課(高知)、長寿社会課(岡山)といずれも長寿と名のつく課で対策課はありませんでした。

回答内容

メールを拝見しました。

ご指摘いただきました「グルサポかがわ」につきましては、

  1. 4社から応募があり、各社からのプレゼンテーションによる審査を経て、最も評価の高い1社と、700万円で契約を締結しました。
    契約内容については、県の一般的な業務委託の契約事項に、提案のあった企画を基にした取り組みを業務の仕様に加えたものとなっています。
  2. サイトの構築・運営と、キャンペーンやイベントなどの実施を合わせた事業であることから、企画コンペ方式により委託先を公募しました。今後、事業によっては、ご提案のテックキャンプのような方法により行うことについても検討してまいります。
  3. サイトのコンテンツについては、公募の際の仕様書では、
    • 県内の飲食店によるテイクアウト等の取組みを紹介するコンテンツ
    • 県民生活にテイクアウト等の文化を普及・定着させるためのコンテンツ
    • テイクアウト等に取り組む飲食店向けのコンテンツ
      を制作することを求めており、この仕様に沿ったサイトであると認識しています。
  4. キャンペーンやイベントなどの実施については、公募の際の提案を受け、ネットメディアの活用(LINE NEWSでの配信)、新聞の活用、飲食店動画の配信、YouTuberによる動画の作成を契約時の仕様としております。
    なお、感染症の拡大防止の観点から、人が集まるようなイベントの提案はありませんでした。
  5. 本事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向け、日常生活での実践が求められる「新しい生活様式」の一つである、飲食店のテイクアウトやデリバリーを広く普及することを目的としており、定量的な目標は設定しておりませんので、ご理解をお願いします。
  6. 新型コロナウイルス感染症により影響を受けた、飲食店を含む事業者に対しては、持続化応援給付金や家賃応援給付金の支給のほか、前向きに創意工夫を凝らして挑戦する取り組みへの補助金を創設して、支援を行っているところです。
    こうした中、感染拡大防止のために求められる「新しい生活様式」の普及を図るとともに、テイクアウトなどに取り組む事業者を応援することを目的として、本事業を実施することといたしました。
  7. 10月19日にサイトサービスを開始したのは、より効果的な広報を検討していく中で、私の定例記者会見を行う日に合わせたものであり、受託事業者の業務の遅れによるものではありません。この会見で発表したことにより、多くの新聞やテレビのニュースに取り上げていただいたと考えています。
  8. 選定の経緯は非公表としており、審査の公正性を確保するため、選定委員会の委員氏名を特定できる情報なども公開できませんが、選定に係る評価基準に沿った審査に対応できるよう人選を行っています。

なお、本県の組織については、時代の変化や高度化・複雑化する行政課題に適応するとともに、その名称は、業務内容を端的に表し、県民に分かりやすいものとする必要があると考えています。

ご指摘の「長寿社会対策課」は、平成8年度に「高齢者対策室」を再編して設置したものであり、他県でも高齢対策課等の名称を使用している例もありますが、組織の名称として、どのようなものが適切か、「対策という言葉にはマイナスイメージがある」とのご意見も参考にさせていただき、引き続き、検討してまいります。

「グルサポかがわ」に関すること:産業政策課
県の組織に関すること:人事・行革課

担当課

担当

産業政策課

電話

087-832-3349

担当

人事・行革課

電話

087-832-3044

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商工労働部産業政策課

電話:087-832-3349

総務部人事・行革課

電話:087-832-3044