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公開日:2020年12月10日

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ご提言等の内容(しっぽの森と譲渡ボランティアについて)

受付年月日

2020年10月22日

回答年月日

2020年11月09日

テーマ

しっぽの森と譲渡ボランティアについて

提言内容

「しっぽの森」の職員の対応についてお尋ねいたします。

知事もご存じだと思いますが、東讃保健所にて捕獲された白い犬「シロちゃん」とその仔犬3匹と茶色い犬についてです。
このシロちゃん家族を長い間見守っていた人が、この犬家族の状況をしっぽの森の職員●●氏としっぽの森所長に問い合わせたときの、この二人の対応に非常に疑問と憤りと不信感を持ちました。

1.なぜ、この犬の家族がどういう状況なのか教えることができないのか?
なぜ、教えることができない理由も言えないのか?
お答えください。
この●●氏としっぽの森所長の対応は公務員法に反して信用信頼を失墜させました。懲戒処分を求めます。

2.なぜ、連絡先(電話番号、住所など)の公開をできないような人間が譲渡ボランティアに登録されているのでしょうか?それでは里親希望の犬がいたときに譲渡ボランティアにどのように連絡すればよいのでしょうか?しっぽの森の所長はSNSなどで調べればと言っていましたが、勝手に調べろ!ということでしょうか?譲渡ボランティアに譲渡した後は無関係ということでしょうか?無責任すぎます。香川県庁ではそんな無責任な譲渡を適正な譲渡というのでしょうか?
お答えください。

3.しっぽの森所長は、しきりに適正な譲渡を行っていくと言っていましたが、適正な譲渡とはどのような譲渡を言うのでしょうか?詳しく小学生でも分かるよう教えてください。また、適正な譲渡を担保するためにどのような条件でどのような審査、どのような行為をしているのでしょうか?

4.県外譲渡に高いハードルがあります。県外ボランティアの代表者が香川県まで来て講習を受け、再度香川県まで来て犬たちの譲渡を受けることができるというものです。
知事は、ボランティアがどのような状況で犬猫の命を助けて譲渡しているのかご存じでしょうか?働いて自分の時間とお金を犬や猫たちのために費やしています。その上に香川県まで2度も3度も来いと言うのでしょうか?香川県が最優先するのは、殺処分を無くすということだと思います。県外のボランティアと協力体制ができている県内のボランティアとの連携協力が必要ではないでしょうか?

5.香川県と譲渡ボランティアとの関係を教えてください。譲渡ボランティアは、どのような位置付けになっているのでしょうか?

以上、小学生でも分かるようにお答えください。

回答内容

メール2通を拝見しました。回答が遅くなり、申し訳ありません。
お問い合わせのありました件につきまして、下記のとおりさぬき動物愛護センターに確認しました。

1点目の白い成犬などの状況については、他の犬猫の場合と同様に、譲渡を希望している方には譲渡を受けるに当たって必要な情報をお伝えしましたが、第三者の方に、譲渡の状況についてはお教えすることはしておりませんので、ご理解いただきますようお願いします。

2点目の譲渡ボランティアの活動については、自主的な活動であり、譲渡ボランティアの連絡先などをセンターが公開することはしていません。センターが譲渡ボランティアに譲渡した後は、それぞれの活動として、自らの責任において適正に飼養管理を行いながら、責任を持って飼うことができる新しい飼い主を探し、譲渡した際にはその旨を譲渡報告書により報告していただくこととしています。なお、センター所長からは「SNSなどで調べれば」といった発言はしていないことを確認しています。

3点目のセンターが推進する適正な譲渡については、新しい飼い主となる方が、家庭動物として最後まで責任を持って飼うことが重要であり、譲渡した犬猫と飼い主とがともにその地域において幸せに暮らせるよう、譲渡適性を評価した上で、譲渡することが大切であると考えています。なお、譲渡適性が認められない犬猫であっても、譲渡ボランティアや適正な飼養ができると認められる者である場合には、当該動物の特性を十分に説明し、助言、指導を行った上で譲渡することとしています。
さらに、一般の方に譲渡した場合には、譲渡後に適正飼養の確認や助言を行ったり、譲渡ボランティアに対しては、前述の譲渡報告書や年度ごとの報告を求めたりすることにより、譲渡後に適正飼養されていることの確認を行っています。

4点目の県外譲渡に高いハードルがあるというご指摘についてですが、「香川県犬及び猫の譲渡実施要綱」に定めている譲渡ボランティアの登録要件や誓約していただく事項は、決して、県外におけるボランティア活動や県外への譲渡などを排除するという趣旨でも内容でもありません。センターの犬猫の譲渡を受け、人なれや健康管理などを行い、最後まで飼っていただける新しい飼い主へ譲渡するまでの間、責任を持って活動を行っていただくための要件などを定めているものです。
これらを踏まえ、譲渡ボランティアに登録する際には、譲渡ボランティアとして活動するために必要な動物愛護管理や犬猫の飼養管理、譲渡する際に最終飼養者に説明しなければならない事項などの知識に関する講習を受けていただくこととしています。また、代表者自らが、直接犬猫を確認し、性格や健康状態を確認し、譲渡ボランティアとして、責任を持って、新しい飼い主へ譲渡することが可能かどうかを判断した上で、譲渡を受けていただくこととしています。
なお、攻撃性が高い、人なれしていない犬猫を安易に譲渡することは、譲渡先での逸走、咬傷事故、不適正な飼養や飼養放棄を招き、結果として将来的な殺処分の増加を招きかねないことから、本県の犬猫の殺処分数を減少させるためにも、適正な譲渡が大切であると考えています。

5点目の本県における譲渡ボランティアの位置付けについてですが、本県の犬猫の収容・殺処分の実情や譲渡の方針をご理解いただき、誓約事項を守って活動いただける方に登録していただいており、責任を持って、それぞれの方法で新しい飼い主に非営利で譲渡するなど、本県の犬猫の殺処分が減少するよう、ご協力いただいています。センターにとって、大変重要な存在です。

本県では特に犬の収容数が多い状況にあることから、まずは、この収容数そのものを減らすことが最も重要な取り組みであり、このことが殺処分数の減少にもつながると考え、飼い主は最後まで責任を持って飼うことや、かわいそうだからといって無責任に餌を与えるだけの行為は結果として不幸な犬猫を増やすことなどについて、ホームページやSNSなど、さまざまな媒体を活用して、県民の皆さまに広く呼びかけています。
野良犬による咬傷事故や農作物、家畜への被害などの苦情が保健所に多く寄せられていることや、狂犬病予防などの公衆衛生上の観点からも、野良犬を作らない、増やさないように、より一層普及啓発に努め、殺処分数の減少に取り組んでまいります。


私は、本県の犬の殺処分数については、改善しなければならない喫緊の課題と考えており、その状況を改善するためにも、より一層適正な譲渡に努め、殺処分の減少、動物愛護管理の推進に積極的に取り組んでまいります。

担当課

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生活衛生課

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