ご提言等の内容(新聞の知事動静の「ぶら下がり」という表現について)
受付年月日
2020年11月23日
回答年月日
2020年11月30日
テーマ
新聞の知事動静の「ぶら下がり」という表現について
提言内容
11月22日の新聞の知事動静には「1時50分、鳥インフルエンザ対策についてのぶら下がり取材。」と載っています。つまり、知事がそのように書かせるようにと指示しているのでしょうが、このことについて3点お伺いしますので、お答えください。
1.知事が報道機関にぶら下がっているということですか?
2.仮に、報道機関が知事にぶら下がっていることを表しているのであれば、ずいぶんと報道機関をバカにした表現だと思います。たかが知事の分際で、ずいぶんと思い上がっておられるように思います。
3.私は、報道機関というのは、県民の代わりに取材をしてくれていると思っています。ですから、知事あなたは県民を下に見て、「県民をぶら下がっているやつら」とバカにしているのと同じですよ。そう思いませんか?
回答内容
メールを拝見しました。
「ぶら下がり取材」は、通常の記者会見のように会見場などを使用せず、記者が取材対象者を取り囲んで行う取材形式を表す言葉として使われている報道関係の用語ですが、取材対象者が立ち止まって取材に応じる場合は、「囲み取材」とも呼ばれるようです。
今回の「鳥インフルエンザ対策についてのぶら下がり取材」については、報道機関から、県内で発生した鳥インフルエンザの対応について「ぶら下がり取材」の申し入れがあり、お受けしたことから、そのような表現としたもので、一般的にも使われている用語であり、ご指摘のような意図は何ら、ありません。しかし、「囲み取材」との違いなどについて厳密な定義もないことから、今後は特に「ぶら下がり」とか「囲み」という表現は用いないことにしたいと思います。