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公開日:2020年01月10日

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ご提言等の内容(東讃地域の高校再編整備(統廃合)計画について)

受付年月日

2019年12月17日

回答年月日

2019年12月27日

テーマ

東讃地域の高校再編整備(統廃合)計画について

提言内容

「さぬき市にある高校3校を1校にする」という再編整備計画(統廃合案)に反対です。9月27日に意見表明された方とほぼ同じ意見ですが、いくつかの問題点を指摘しておきたいと思います。

  1. 「小さな学校」、「小さなクラス」の方が教育効果が大きいことがわかっていますので、これが世界の流れになっているようです。日本でも島根県の高校のように小規模校を残して魅力的な学校づくりをしているところがあります。
  2. 徳島県は「県立学校施設長寿命化計画」をもっているようです。長く賢く使うために、「20年ごとに改修して80年使用する」ことを考えているようです。耐震化されたさぬき市3校を廃校にして新設校を造る必要性を感じません。
  3. 志度高校・津田高校は市の指定した避難所になっています。特に津田地区は3階建ての避難所は津田高校しかありません。南海トラフ等の大地震の時はもちろん、高潮被害が出た時に対応する避難所の絶対数が足りません。
  4. 津田地区で考えると県立病院・支所・中学校等がすでになくなっており、この上、高校がなくなると地域の衰退に歯止めがかからなくなります。他の地域にとっても同じことが言えると思います。
  5. 志度駅・神前駅・津田駅には200〜250名程度の高校生がバランスよく乗降しているようですが、1校になると1ヶ所に偏在することになります。これは望ましいことではないと思います。
  6. 石田高校は広大な実習用農地があります。それだけの土地を新たに確保することと地域住民の理解を得ることは簡単なことではありません。

回答内容

メールを拝見しました。

県教育委員会では、現在、県立高校の在り方を示す計画の策定に向けた検討を進めており、東かがわ・さぬき地域については、今後の中学校卒業者数の減少が他地域に比べて急速に進むため、地元のさまざまな立場の方からご意見を伺いながら、適正な学校の規模や配置、必要な教育内容などについて検討を重ねています。その中で、県立高校において育成すべき、グローバル社会へ対応する力や新たな価値を創造する力などの資質・能力を育成するためには、多様な価値観を持つ集団の中で切磋琢磨して学ぶことが重要であることから、さぬき市の石田高校、志度高校、津田高校の3校を統合し、新たな高校を設置することで、一定の規模を確保しながら、3校にある農業科、家庭科、工業科、商業科、普通科の特色ある多様な学びの選択肢を維持、発展させ、魅力ある高校づくりを進めていきたいと考えています。

具体的な学科やコース、教育内容などについては、本計画の策定後に地元のご意見なども伺いながら検討を進め、その上で、設置場所については、生徒の通学の利便性にも十分配慮しながら、既存の校地を活用する方法も含め、幅広く検討してまいります。

高校の再編により高校がなくなれば地域から活力が失われるといったご意見があることは承知していますが、何よりも次代を担う子どもたちの学びを充実させることが重要であると考えています。再編整備により新しく設置する高校において、多様な魅力ある教育活動を行うことが、これからの東讃地域を支える人材を育成し、ひいては地域の活性化にもつながるものと考えていますので、ご理解をお願いいたします。なお、避難所に関するご意見については、避難所の指定や開設などを行うさぬき市にもお伝えします。

担当課

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高校教育課

電話

087-832-3752

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