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公開日:2020年10月16日
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はじめまして。
掲題の件、香川県中讃保健福祉事務所では、殺処分場に移送した命の頭数や詳細を一切公開しないことになったと聞きましたが、本当でしょうか。
これは、大きな問題です。
隠す必要はどこにありますか?
「頭数が多すぎて、カウントするのが面倒、命の数なんて大したことない、どうだっていい」という認識でよろしいでしょうか。
SNSで拡散されています。
メールを拝見しました。
お問い合わせいただいた犬猫の収容数、殺処分数、譲渡数につきまして、本県では、当年度の前月末現在の速報値、昨年度速報値及び一昨年度確定値のほか、元の飼い主への返還や新しい飼い主への譲渡を図るため、収容した犬猫の画像などの情報をホームページにおいて公開しています。なお、ご指摘のものと思われるSNS上の投稿は昨年(令和元年)9月に行われたものであり、その内容も上記のとおり、事実と相違しています。
本県は、温暖な気候に加え、無責任な餌やり行為も多いことなどから、他県に比べて犬や猫の収容数が多い一方で、返還・譲渡数が少ないため、殺処分数が多くなっています。平成30年度における全国比較では、猫については、殺処分数は24位(739匹)、殺処分率は22位(67.1%)ですが、犬については、収容数(2,620頭)、殺処分数(1,522頭)ともワースト1位、殺処分率(58.1%)はワースト2位となっています。
このような状況を踏まえ、令和元年3月10日に開所した「さぬき動物愛護センターしっぽの森」を拠点として、動物愛護管理の普及啓発や収容動物の譲渡をより一層進めることによって、殺処分数の減少に取り組んでいるところです。その結果、令和元年度の速報値では、殺処分数、殺処分率は、犬920頭、41.5%、猫455匹、46.4%と各々、減少しています。
県では、法律や条例に基づく3日間の公示のほか、7日間以上、収容された犬猫の画像(一部の犬猫を除く。)とともに情報をホームページに掲載し、さらに、飼い主がいる可能性がある犬猫については、可能な限り期間を延長して掲載することなどにより、元の飼い主に返還できるよう努めています。
また、離乳前の犬猫については、離乳するまでの間、ミルクボランティアに飼養管理をお願いしたり、譲渡ボランティアと連携したりしながら、新しい飼い主への譲渡を進めているところです。
こうした中で、本県に収容された犬・猫のほとんどが、いわゆる野良犬・野良猫であり、攻撃性や人馴れしないなどの理由から譲渡することができず、収容施設が過密状態になることによる、衛生環境の低下や安全の確保が困難になることを避けるため、動物福祉の観点から、やむを得ず殺処分している状況です。
今後とも、より一層適正な譲渡に努め、殺処分の減少、動物愛護管理の推進に積極的に取り組んでまいります。
担当 |
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