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不妊治療を続けていましたが、医師からも妊娠の可能性は極めて低いと言われました。
子どもが好きな2人ですので、実子は無理でも特別養子縁組で子どもを育てられないかと考えています。
特別養子縁組について調べていく中で、今の日本では養子を育てづらい環境であると感じました。
私達自身も、自分のこととして調べ始めて、やっと養子に対して前向きな印象を持てるようになったので、養子に縁のない多くの方にとっては、養子について知ろうとせず、昔からのイメージで悪い印象を持っている人が多くいると感じました。
都会に比べて人の出入りが少なく昔からの風習や人付き合いのあるような田舎では特に、血の繋がっていない養子に対する風当たりが強く、このまま養子を迎えたとして、周囲の協力を得ながら育てていけるのか不安もあります。
そのような状況で、私自身の両親からも養子縁組をすることについて賛成してもらえておらず、すぐには子どもを迎えることができません。
まずは、特別養子縁組について、一般の方にも当たり前に知っていただけるように。
そして、メディアやドラマ・映画などで悪いイメージばかりを植え付けるのではなく、子ども自身と子どもを望む親のための素晴らしい仕組みであることを知ってもらえるように。
そして、日本でも海外のように当たり前に養子の子どもを喜んで迎えて育てていけるような社会にしていけないでしょうか。
例えば、一般の方も気軽に参加できるような啓発イベント、養子を迎えた家族や里親同士のコミュニティやイベント、養子に対するイメージアップのメディア戦術などできることはたくさんあると思います。
望まない妊娠や幼児虐待・ネグレクト等で幼い命が奪われるニュースを見るたびに、特別養子縁組で救える命があったのに、と思って悔しくなります。
特別養子縁組の制度が正しく広まって、心から子どもを望む親たちが、家族に恵まれなかった子どもたちを迎えて共に幸せになれるような社会になってくれることを願っています。
メールを拝見しました。
特別養子縁組を希望されているものの、社会の理解が不十分であると感じておられるとのことで、お気持ちをお察し申し上げます。
本県では、児童相談所が、子どもの養育を希望される方からの相談をお受けし、将来的な養子縁組を前提とした「養子縁組里親」や、養子縁組は前提としないものの、家庭で子どもの養育を行う「養育里親」などの登録に係る手続きを行っています。
また、児童相談所では、実親や親族による養育が困難な子どもについて、児童養護施設などへの入所措置や里親への委託措置を行っています。これらの子どもたちは、より家庭的な環境で養育されることが望ましいことから、県では、香川県里親会など関係団体と連携し、養子縁組制度や里親制度に関する啓発のほか、里親登録に関する相談会を開催するなどの取り組みを行っているところです。
特別養子縁組に係る啓発として、昨年度は、特別養子縁組を希望する方をはじめ、広く県民の方を対象に、特別養子縁組の支援を行っている団体や、実際に特別養子縁組を行い、子どもを養育している方を講師に招いて講演会を開催したほか、身近な地域において相談を受ける市町職員などを対象に、研修会を実施しました。
今後、これらの取り組みを充実させ、子どもの家庭養育の推進に向けた一層の啓発に努めてまいります。
担当 |
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