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ページID:4934

公開日:2018年05月11日

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ご提言等の内容(香川県自転車の安全利用に関する条例に関して)

受付年月日

2018年04月17日

回答年月日

2018年05月02日

テーマ

香川県自転車の安全利用に関する条例に関して

提言内容

「香川県自転車の安全利用に関する条例」を読みました。
第5条第4項に「自動車等を運転する場合において、自転車を追い越そうとするときは、速度を減じ、及び当該自転車との間に安全な間隔を保つよう配慮し、自転車利用者が道路を安全に通行することができるよう務めなければならない」として、自動車のドライバーにも自転車に対する安全配慮義務が定められたことは、自転車利用者にとって喜ばしいことですが、この条文の内容に関し、そもそも追い越そうとすることが危険な場合がありますので、「自転車を安全に追い越すことができないとき、及び追い越すことによって先行自転車の進路を妨げるおそれのあるときは、自転車を追い越してはならない」旨の条項を追加していただきたいです。

自動車に対して具体的に規制していただきたい行為は下記のとおりです。

  • (1)交差点や道路外の施設に左折進入しようとする直前で先行自転車を追い越す行為
    どのくらい直前だと危険であるかは、自転車の速度によって変わるので線引きが難しいとは思いますが、例として私が自動車を運転する際は、追い越された自転車に減速を強いるおそれのあるときは追い越さず先に行かせます。
    自転車で走行していて経験したことを基に、どのような危険があるか具体的に列記します。
    • (a)加速して先行自転車を強引に追い越しながら巻き込むように左折してくるケース
      明らかに危険です。3回ほど経験しましたが、轢き殺しに来たとしか思えませんでした。
    • (b)先行自転車を追い越して左折する途中、前方に他の自転車や歩行者の存在を認めて急停止するケース
      数回経験しましたが、追い越された自転車が急停止を強いられ、追突や転倒に至る可能性があります。
      追い越した後に十分な車間距離を開けられない状況で追い越すとこのような状況に陥る可能性のあることは、容易に予見できると思います。
    • (c)先行自転車を追い越して左折を開始した後、巻き込み確認のため停止するケース(左折を躊躇、という表現の方が適当な場合が多いです)
      最も多く遭遇するケースです。私の場合、停止した自動車の左側から再び前に出ることはしませんので、
      結果、双方停止し様子見状態になります。危険とまでは言いませんが、停止する意思があるのなら、先行自転車を追い越さずに減速して先に行かせた方が、巻き込み事故等のリスクも無く双方が円滑に進行でき、どう考えても合理的でしょう。
  • (2)道幅が狭く見通しの悪いカーブの途中で先行自転車を追い越す行為
    説明するまでもなく危険と思うのですが、見通しが開けるところまで待たずに強引に追い越してくる自動車が、香川県では非常に多いです。センターラインの無い狭い山道、カーブを抜ければ見通しの良い直線になる、という状況で自動車が私を追い越す途中に対向車が現れ、追越車は左に急ハンドルを切り私は急ブレーキを強いられた、という経験があります。
  • (3)先行自転車が歩行者や他の自転車、障害物の右側を通行しようとしているときに、当該自転車を追い越す行為
    先行自転車が歩行者や障害物に対して安全な間隔をとろうとすると追越車に接近してしまう状況となり、危険です。自転車が道路左端に戻るまで追い越しを自重するのが当然と思います。歩道のない道路の左側を自転車で走行中、前方に歩行者がいたので、後方を確認した上で車線中央付近まで寄り歩行者の右側を通過しようとしたとき、その右側から自動車に強引に追い越されたことが2回ほどあります。うち1回は対向車が来ており、対向車が左にハンドルを切って追越車を避けました。

この提言は、道路上では自動車より自転車を優先させろというものではなく、ルールに従って走行している自転車を著しい危険に晒す行為は明確に規制していただきたい、という趣旨です。道路交通法を確認したところ、追い越しの禁止の関係法規(第29条、第30条)では、軽車両である自転車を追い越すことは対象外となっており、(1)〜(3)の行為を禁止する法律は無いようです。警察官から聞いた話では、「左折する直前で自転車を追い越してはならない」というルールは無く、(1)(b)のケースで追突事故になった場合、問われるのは追い越された後の自転車側の注意義務違反であり、事故の原因を自動車の追い越し行為に遡って求めると、「運転するから事故が起きる」というところまで行き着いてしまうそうです。規制が無い限り、(1)〜(3)の行為を行う自動車は必ず存在しますので、自転車利用者に対しても、上述のような危険があるものとして事故を予測回避できるよう啓発する取り組みが必要と思います。
交通の現状を見るに、特に車道を走行する自転車に対して、自動車が邪魔者扱いする傾向が依然強いと感じます。このような意識が上述のような自動車の行為につながっているとも思われます。自転車、自動車、歩行者が共に円滑に通行できる法整備、道路環境整備、ドライバーの意識改革を切にお願いします。
長文をお読みいただきありがとうございました。

回答内容

メールを拝見しました。
香川県では、人口10万人当たりの自転車事故発生件数が全国ワースト上位となっており、自転車の利用に係る交通事故を防止するため、「香川県自転車の安全利用に関する条例」を本年4月1日から施行したところですが、丁寧にお読みいただき、ありがとうございます。
ご提言いただきました条例第5条第4項の規定は、道路交通法第28条第4項(追越しの方法)に定める義務を具体化したものであり、自動車が自転車に近いほど交通事故が起こりやすい実情を踏まえ、自動車を運転する者が自転車に配慮すべき代表的な事項として掲げたものです。
自転車を追い越す際の制限についてより具体的な規定をしてほしいとのことですが、交通状況に応じた運転について個別に配慮すべき事項は多岐にわたることから、その全てを規定することは難しいものと考えています。
また、この条例は、自転車利用者、歩行者及び自動車の運転者が互いに立場を尊重しながら道路を共有することにより、誰もが安全で快適に暮らすことができる地域社会を目指すという基本理念をもとに制定したものであり、規制を主な目的としたものではないことについて、ご理解をお願いいたします。
県としては、条例の基本理念を踏まえ、条例で定められた交通安全教育や点検整備、保険加入などに係る施策を推進し、今後も引き続き、自転車が関与する交通事故の未然防止と適切な事後対応を図るように取り組んでまいります。

担当課

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