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昨日、ニュースを見ていますと、浜田知事が全国知事会でイベント開催制限について発言されておりました。「参加人数制限は徐々に拡大されるようになっているが、客席の50%制限のままである。この50%制限は地方にとっては無理があるので再考するよう知事会から提案してほしい」旨の発言をされていました。
ホールを運営する立場の者として、溜飲が下がる思いでした。
50%の制限となりますと、香川県で最大のホールの県民ホールでも1000人弱、○○会館は1200席ですが、国の指標にのっとって席割をすると550席までしか入場できないということになります。
この指標が続く限り、大ホールで行っていたようなプロのコンサートなどは採算が全く合いません。また、興行というビジネス分野だけでなく、地元の文化団体のイベントや集会でも客席の50%という制約がある限り、運営上でかなりの負担となります。
人数制限だけ緩めても地方の実情を無視した50%制限が残る限りは、プロの舞台は当分の間、香川県下では実施できないということになります。そうなれば上質な舞台を楽しみにしていた県民にとって、鑑賞の機会が少なくなるだけでなく、イベンターや舞台技術を生業としている人たちの存続にも関わってくるようにもなります。
これからも機会があるごとに、昨日のようなご発言をしていただくようお願い申し上げます。
メールを拝見しました。
新型コロナウイルス感染症対策に係るイベント開催制限の収容率について、ご意見をいただきありがとうございます。
イベントの開催基準については、国の基本的対処方針で、段階的に緩和されることが示され、令和2年8月1日以降も、屋内で開催されるイベントは収容定員に対する参加人数の割合を半分程度以内とする要件が求められていますが、これは大変厳しい制限だと認識しております。
国の作った目安では、東京などの何万人収容という大きな規模の施設であれば、なんとか50%の収容率でもイベントが成り立つかもしれませんが、施設規模の小さい地方では、著名な音楽家のコンサートなどの文化・芸術の催しや各種の講演会などの開催が、大変難しくなります。
地域の活性化、都市部への集中の是正などの観点から、イベントの開催制限を緩和することができるよう、令和2年6月4日に開催された全国知事会においても、「コロナを乗り越える日本再生宣言」を取りまとめ、感染状況を踏まえたイベントの適切な在り方を国に求めることにしております。
私といたしましては、新型コロナウイルス感染症が再び感染拡大を招かないよう、気を緩めることなく、引き続き、国や医療機関など関係機関と緊密に連携して全力で取り組み、県民の皆さまの安全・安心を確保し、社会経済活動を維持・回復できるよう、万全を期してまいります。
担当 |
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