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介護施設に寝たきりの母がいます。持病もあり、新型コロナに感染したら、死亡する確率が高いと思われます。
しかしながら、現在母のいる介護施設では、自主防衛として手洗い、殺菌、検温だけで、尋ねた話では、施設内の感染がわかってから外部者の立ち入り禁止と感染者の所内で別部屋への隔離しか決まっていません。
詳しい対策への説明もそのための資料もありません。重症になったら救急車で指定病院に行くそうですが、感染後の対処療法の域に留まっていて、予防策が不十分と思われ大変不安です。多分、県内の施設のほとんどが同様の状況でしょう。
もし、施設内で感染が発生すれば、横浜クルーズ船と同様、施設内で拡大感染につながるでしょう。高齢者が多いので、重篤者が多数出て死者も多く出ると思われます。実際、兵庫県では施設などでのクラスター感染がはじまっています。
それ故、要望として、今後起きる最悪の事態を想定して、今出来る準備を進めるべきだと考えます。
特に生命の危険がある高齢者に対し、感染拡大防止策を講じる必要があると思います。具体的に言えば、介護施設等で感染者が出た場合、直ちに入所者全員と職員のPCR検査を定期的に行い、重篤なら指定病院、感染者で症状が出ていない入所者は別施設で隔離、感染していない人は、そのまま施設でとどまるという3つのパターンに分けて、感染拡大を防ぐよう提案します。感染者で発病していない高齢者は、県内の簡保の宿、国民宿舎、会員制ホテル、リゾートホテル等を借り切り医療スタッフを常駐させて、別施設での隔離を行い、二次感染を防ぐべきと考えます。
政府の指針を待っていては後手に回る可能性がありますので、首長に直接連絡するという形で提案いたしました。
予算、人員、医療崩壊という問題もあると思いますが、健常者と違い在宅で治療できず、病院にも入院出来ない感染した高齢者は本人にも周りにも非常に危険です。知事のリーダーシップの下、早急な対策をご検討していただくようお願いいたします。
メールを拝見しました。
ご高齢のお母様に対するご心配、お察しいたします。
現在、新型コロナウイルス感染症は日本国内において感染者が増加しており、本県においても初の感染者が確認されたところです。そのような中で、特に重症化リスクが高いと考えられている高齢者や基礎疾患のある方には、十分な感染拡大防止策を講ずる必要があると考えています。
県では、政府の基本方針に基づき、高齢者施設などにおける施設内感染対策の徹底をお願いしています。具体的には職員、高齢者のみならず面会者や委託業者なども含めて、マスクの着用を含むせきエチケットや手洗い、アルコール消毒などを徹底すること、職員は出勤前に体温を計測し、発熱などの症状がある場合には出勤しないこと、面会は可能な限り、緊急やむを得ない場合を除き制限することなどをお願いしています。
また、高齢者施設などにおいて、新型コロナウイルスへの感染が疑われる方が発生した場合には、協力医療機関に相談した上で保健所の指示を受けるとともに家族などに報告し、重症化のおそれがある方については円滑に入院医療につなげることになります。
同時に、他の入所者の感染防止対策としては、保健所や関係機関が連携し、感染源の推定や濃厚接触者の把握と適切な管理を行うことになります。
ご指摘いただいた別施設での隔離については、施設内外への感染拡大の防止、入所者へのケア環境の維持、職員の確保などの観点から、状況に応じて判断されることになります。
県では、リーフレットやセルフチェックシートの作成などにより、各施設で徹底した対策が講じられるよう具体的な啓発をホームページなどにより広く周知しています。また、これらの対策は施設だけではなく、入所者やご家族の皆様にもご協力いただきながら行っていく必要があり、施設に十分な説明を行うよう改めてお願いしました。
今後とも保健所や市町などと連携し、ご指摘の医療崩壊を招かないように留意しながら、県内の新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に努めてまいります。
担当 |
長寿社会対策課 |
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