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公開日:2020年05月01日

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ご提言等の内容(ネット・ゲーム依存症対策条例案の再議について)

受付年月日

2020年03月18日

回答年月日

2020年04月13日

テーマ

ネット・ゲーム依存症対策条例案の再議について

提言内容

2020年3月18日に県議会の本会議にて可決されました「ネット・ゲーム依存症対策条例案」ですが、依存症に関する科学的な根拠がない、地方自治法で規定されている条例の属地主義の原則に反しており違法性が疑われるなど、様々な問題が県内外からのパブリック・コメントで指摘されたにもかかわらず、それらの意見を反映する機会を設けることなく議決が行われました。

条例の素案検討が密室で行われ、議事録も取られておらず、可決に至るまでの経緯が不透明なこと、パブリック・コメントの意見を無視して強引かつ拙速に可決されたことなどが全国で繰り返し報道され、香川県の対外的なイメージに取り返しのつかない大きな傷を与えている現状を県民として憂慮しています。

地方自治法第百七十六条によりますと、県知事は議会の議決に異議がある場合、十日以内に理由を示して再議に付することができるとあります。
条例が青少年の健全な育成という趣旨に照らしてより適切な内容となるよう、また、広く社会一般の合意を得られるよう、本条例案を再議にかけるお考えはございますか。

(※ 同様の趣旨のメールを複数いただいております。)

回答内容

メールを拝見しました。回答が遅くなり、申し訳ありません。

これまで香川県議会で検討が進められてきた「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」では、ネット・ゲーム依存症対策の推進について、正しい知識の普及啓発や予防対策などの推進、医療提供体制の整備、相談支援、人材育成の推進など施策の基本となる事項を定めることにより、県、市町、学校、保護者などが相互に連携を図りながらネット・ゲーム依存症対策を総合的かつ計画的に推進することで、次代を担う子どもたちの健やかな成長と、県民が健全に暮らせる社会の実現に寄与することを目的にしているものと理解しています。

令和2年3月12日に開催された条例検討委員会では、条例素案における第18条の一部が修正された後、同年3月18日の県議会において議案が提出され、賛成多数で可決されました。

これまでの条例素案では、使用時間の制限については、子どもが睡眠時間を確保し、規則正しい生活習慣を身に付けられるよう、子どものネット・ゲーム依存症につながるようなコンピュータゲームを利用する場合には、1日当たりの利用時間が平日は60分まで、学校などの休業日は90分までの時間を上限とすることを基準にすることや、スマートフォンなどを使用する場合には、中学生以下の子どもは午後9時までに、それ以外の18歳未満の子どもは午後10時までに使用をやめることを基準とする方向で検討されていました。

なお、「平日は60分まで」などの利用時間については、令和元年11月に国立病院機構久里浜医療センターから公表された全国調査結果において、平日のゲームの使用時間が1時間を超えると学業成績の低下が顕著になることや、香川県教育委員会が実施した平成30年度香川県学習状況調査において、スマートフォンなどの使用時間が1時間を超えると、使用時間が長い児童生徒ほど平均正答率が低い傾向にあるという結果などを参考に、基準として規定されたものであると聞いています。

今回、可決された条例では、条文の見出しである「子どものスマートフォン使用等の制限」について、「制限」が「家庭におけるルールづくり」に修正されるとともに、家庭におけるルールづくりの「基準」とされていた「平日60分まで」などの利用時間や「午後9時まで」などの使用の終了時間は、「おおよその基準」を意味する「目安」に修正されています。

保護者には、子どもにスマートフォンなどを使用させる場合には、子どもの年齢や各家庭の実情などを考慮し、その使用に伴う危険性や過度の使用による弊害などについて、子どもと話し合い、使用時間を含めた使用に関するルールづくりや見直しを行うことが求められています。

今回の条例は、このような家庭で決めたルールを保護者が子どもに順守させるよう努めていただくことを目的としたものであると聞いています。

以上のような点を含め、この条例の内容は、法律上の規定に反したものではないと理解しており、県のイメージが低下するものとは受け止めておらず、再議に付することはしておりません。なお、再議は再度の採決を求めるものであり、審議をやり直すものではありません。

私といたしましては、ネット・ゲーム依存対策にあたっては、依存状態に陥ることを未然に防ぐための正しい知識の普及啓発や相談支援に加え、依存症となった場合の進行予防、再発予防のための適切な医療を提供できる人材の育成が重要と考えており、効果的なネット・ゲーム依存対策を検討するなど、子ども・若者のネット・ゲーム依存対策に積極的に取り組んでまいりたいと考えています。

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