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公開日:2020年03月06日
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四国新幹線のことについて提言します。四国4県の全住民で考える機会にしてください。
在来線廃止の議論のさなか、住民不在のままで四国新幹線導入の議論を始めているという不可思議な現状の中で、私がある町で遭遇した事象を話します。
その町の山間部に通じる道路は、町が管理していました。道路幅が狭いために住民は、随分と以前から町に対して拡幅を要望していました。
ある年、長年の念願が叶って、美しく拡幅された道路が整備されました。
さぞかし住民は普段の暮らしが便利になって喜んでいるだろうと思っていたところ、数日後に引越し用の大型トラックが到着し、住民はどこかへ転居してしまいました。
お気付きのとおり、その住民が求めていたのは「引越し」のために大型車両が進入できる道路だったのです。
ご承知のとおり、瀬戸大橋が坂出市の人口流出に多大な「貢献」をしたように、四国新幹線が四国の住民の島外への移住のための有効手段になることは火を見るよりも明らかです。かく言う私も、岡山市、嫌々神戸市あるいは大阪市あたりの大都会に移住して、本県へ通勤したいと夢を膨らませています。
「在来線廃止と新幹線導入ありき」でない、四国の全住民が参加した多面的・多角的な「ゼロベース」からの検討を要望します。
メールを拝見しました。
人口減少、少子高齢化が全国に先駆けて進展する四国地域において、新幹線の整備を図ることは、交流圏や交流人口の拡大による経済活性化に加え、災害耐力の向上や在来線の維持確保などの観点からも、極めて重要であると考えています。
四国の新幹線実現に向けて、国政レベルの動きを前進させていくためには、地元の皆様のご理解が不可欠であると考えており、これまでも四国4県や経済界などで連携し、四国新幹線整備促進期成会を中心に、パンフレット作成やシンポジウムなどを実施するとともに、本県単独でも勉強会やシンポジウムを開催するなど、機運の醸成に努めてまいりました。引き続き、皆様に新幹線の必要性やそのもたらす効果などを粘り強く訴えかけてまいりたいと考えています。
また、在来線は、重要な生活交通基盤であり、その維持・確保に努めていく必要があると認識しております。在来線か新幹線かの二者択一という議論ではなく、新幹線を骨格とした公共交通ネットワークの構築が重要であると考えています。
ご指摘の人口流出につきましては、北陸新幹線が開通した金沢市や富山市においては、観光客の増加や企業の本社機能の移転の効果などが示されており、新幹線の整備にはプラスの効果も期待されています。いずれにいたしましても、新幹線を活かした地域づくりにしっかりと取り組んでまいります。
今後、いただきましたご意見も参考にしながら、国政の動きを一歩でも前進、拡大していけるよう、四国新幹線整備促進期成会を中心に、リニア中央新幹線の新大阪延伸にあわせた四国の新幹線の実現に向けて取り組んでまいります。
担当 |
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