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公開日:2020年02月07日

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ご提言等の内容(ゲーム・スマートフォン使用時間制限の条例について)

受付年月日

2020年01月10日

回答年月日

2020年01月31日

テーマ

ゲーム・スマートフォン使用時間制限の条例について

提言内容

香川県でゲームやスマートフォンの使用時間を制限する条例を制定しようとしているというニュースを聞いてとても残念に思いました。
危険だから・迷惑だからという理由で、公園の遊具は撤去され、サッカーや野球などの球技は禁止され、大きな声で騒ぐだけで怒られるような社会で、子どもたちは何を楽しみに毎日を過ごせばいいのでしょうか。

香川県民は昔から堅実で倹約、真面目で勤勉な人間性であると言われており、実際、県内の子どもたちの学力も全国平均を上回るほど優秀であると聞いています。
一方で、香川県は全国でも飛び抜けて、「自己有用感」「自己肯定感」の低い人が多いという研究結果を目にしたことがあります。
今回の条例のように、何もかもを否定し禁止するようなやり方では、香川県民本来の良さを発揮できず、自分の存在を否定してしまう人が増えるのではないでしょうか。

私は、中学生・高校生の頃に子ども会のジュニアリーダーというボランティアを経験し、現在もボランティアとしてジュニアリーダーの育成や県や市の行事のサポートを通じて、子ども会の活動に携わっています。
(うどん県副知事の要潤さんも三豊市でジュニアリーダーをしていたそうです)
子ども会では、【遊びを通じて子どもたちを育てること】を目標とし、地域の中で学校や家庭だけではできない体験を通じて、子どもたち自身が考えて、コミュニケーションをとり、協力して行動することを大切にしています。

私が子ども会の活動に携わる中でも、子どもたちの親世代の大人たち自身がゲームやスマホ以外の遊び方を知らず、子どもたちに教えてあげられていないと感じることが多々あります。
そんな中で中学生・高校生のジュニアリーダーたちは、身体を使って仲間と一緒に遊ぶレクリエーションゲームやニュースポーツを覚えたり、キャンプや竹細工・クラフトなどのスキルを身につけて、子ども会の現場で子どもたちに囲まれて一生懸命遊んでくれています。

ゲームやスマホの依存を懸念するのであれば、条例で縛りつけて禁止・否定するのではなく、子どもたち自身が自分のやりたいことを選択できるよう、他の方法を提示し、サポートするのが行政の役割なのではないのでしょうか。
ゲームやスマホのバーチャルな体験だけでなく、実際に五感をフル活用して体験できるように、子ども会やスポーツ少年団、ネイチャーゲーム協会やレクリエーション協会、その他のボランティア活動などの社会教育の発展を進めていただけないでしょうか。
幸いにも香川県は自然が豊かで屋外で遊べる場所もたくさん残っており、地域のお祭りなどもあり、老若男女を問わずご近所の方との関わりも残っています。
香川県の魅力を生かした、前向きな施策を楽しみにしています。

回答内容

メールを拝見しました。

現在、香川県議会で検討が進められている「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)」の素案では、ネット・ゲーム依存症対策の推進について、正しい知識の普及啓発や予防対策などの推進、医療提供体制の整備、相談支援、人材育成の推進など施策の基本となる事項を定めることにより、県、市町、学校、保護者などが相互に連携を図りながらネット・ゲーム依存症対策を総合的かつ計画的に推進することで、次代を担う子どもたちの健やかな成長と、県民が健全に暮らせる社会の実現に寄与することを目的にしているものと理解しています。

その素案の原案については、当初、1月10日に議論されましたが、1月20日に修正案について再度議論した結果、コンピュータゲームなどの利用時間を基準とすることなどとした内容が決定され、1月23日からパブリック・コメントが実施されています。

ご指摘のありました使用時間の制限については、子どもが睡眠時間を確保し、規則正しい生活習慣を身に付けられるよう、子どものネット・ゲーム依存症につながるようなコンピュータゲームを利用する場合には、1日当たりの利用時間が平日は60分まで、学校などの休業日は90分までの時間を上限とすることを基準にすることや、スマートフォンなどを使用する場合には、中学生以下の子どもは午後9時までに、それ以外の18歳未満の子どもは午後10時までに使用をやめることを基準とする方向で検討されていると聞いています。

なお、「平日は60分まで」などの利用時間については、令和元年11月に国立病院機構久里浜医療センターから公表された全国調査結果において、平日のゲームの使用時間が1時間を超えると学業成績の低下が顕著になることや、香川県教育委員会が実施した平成30年度香川県学習状況調査において、スマートフォンなどの使用時間が1時間を超えると、使用時間が長い児童生徒ほど平均正答率が低い傾向にあるという結果などを参考に、基準として規定されたものであると聞いています。

また、保護者には、子どもにスマートフォンなどを使用させる場合には、子どもの年齢や各家庭の実情などを考慮し、その使用に伴う危険性や過度の使用による弊害などについて、子どもと話し合い、使用時間を含めた使用に関するルールづくりや見直しを行うことが求められています。

今回の条例素案では、このような家庭で決めたルールを保護者が子どもに遵守させるよう努めていただく方向で検討されていると聞いています。

また、ご意見をいただきました遊びを通じて子どもたちを育てることは、大変重要であると認識しており、この素案には、県の責務として、子どもをネット・ゲーム依存症に陥らせないために屋外での運動、遊びなどの重要性に対する親子の理解を深め、健康づくりや体力づくりの推進に努めるとともに、市町との連携により、子どもが安心して活動できる場所を確保し、さまざまな体験活動や地域の人との交流活動を促進するよう規定されていると理解しています。

私といたしましては、ネット・ゲーム依存対策にあたっては、依存状態に陥ることを未然に防ぐための正しい知識の普及啓発や相談支援に加え、依存症となった場合の進行予防、再発予防のための適切な医療を提供できる人材の育成が重要と考えており、効果的なネット・ゲーム依存対策を検討するなど、子ども・若者のネット・ゲーム依存対策に積極的に取り組んでまいりたいと考えています。

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