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公開日:2020年10月16日

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ご提言等の内容(東讃地域高校再編整備(統廃合)計画について)

受付年月日

2020年09月30日

回答年月日

2020年10月08日

テーマ

東讃地域高校再編整備(統廃合)計画について

提言内容

東讃地域の県立高校再編(統廃合)計画に反対です。

  • (1)四国の他の県(愛媛県・高知県・徳島県)では「分校を含む小規模校」の「教育的意義及び地域における役割」を認めて地方の高校をできるだけ残すようにしているようですが、香川県だけ方針が違うように思います。文部科学省も「地域の実情を考慮して単なる数合わせ的な統廃合にならないように」と言っているようですが、なぜ最初に統合ありきなのでしょうか?
  • (2)3校の中のある高校は5年間で入学者定数が50名以上削減されました。そのため5年前は420名以上いた生徒が100名以上減りました。入学希望者が多かったにもかかわらず、なぜこれほどの定数削減をする必要があったのでしょうか?(今年度の定数割れは「将来に対する見通しが立たない不安からだ。」と思われます。)
  • (3)来年度(2021年度)から県外者の入学を認めるようですが、東讃3校は22年度以降からのようです。寮・里親制度などの準備をして小規模校を対象に募集すべきだと思います。ある県は今までの地道な取り組みにより1年間に200名近い県外の生徒が集まってきているようです。県を挙げて少子化対策にも力を入れているようです。先例に学び、少なくとも10年間は生徒が集まる「魅力的な学校づくり」に全力を傾け、再編整備計画はその後でもよいのではないでしょうか?

回答内容

メールを拝見しました。

東讃地域の学校・学科の在り方については、県教育委員会において、平成30年から、有識者、学校関係者、保護者、地元企業、地元自治会の代表者の方々など、関係各方面から、ご意見を伺うとともに、県議会においても議論を重ねていただき、令和2年3月、3校を発展的に統合して、新たな学校を設置することなどを盛り込んだ「魅力あふれる県立高校推進ビジョン」を策定しました。
また、県立高校の入学定員については、これまでの経緯、県全体や各地域の中学校卒業予定者数、普通科と職業学科の比率などから、全県的視野に立って、総合的に判断して決定しており、ここ数年の募集定員の減少は、東かがわ・さぬき地域の中学校卒業予定者数が減少していることが主な要因です。

全国からの生徒募集については、令和3年3月に実施する高校入試では、希望する高校において、県内の中学生に影響を与えないように県内定員とは別枠で実施することとしており、他県の事例を見ても、成功しているのは、地元市町を挙げて高校の支援に取り組んだところが多いことから、現在、各高校が地域と協力して少しずつ受け入れ体制などの整備をしていると聞いています。

本県においても、全国同様、少子化が進んでおり、東讃地域における中学校卒業予定者数の減少傾向も顕著です。そのような状況の中、若者の地元定着やUターン促進、また、地域活力の向上といった観点からも高校の果たす役割は大きいものがあると認識しており、東讃地域の活性化のためにも、全国からの生徒募集を含め、一定の学校規模を持つ、生徒にとって魅力ある教育環境を整備した新しい学校を設置することには意義があると考えています。
また、新たな学校の設置には、7年から8年の期間を要することから、東讃地域の3校を1つに統合して、生徒たちが切磋琢磨(せっさたくま)でき、多様な学びのニーズに応えられるようにするとともに、部活動や学校行事を生き生きと行える魅力ある教育環境を整備するための準備を、今から進めていくことが重要であり、生徒たちにとって魅力のある高校づくりを行うことについて、引き続き、県教育委員会において、検討していくものと考えております。

担当課

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高校教育課

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087-832-3754

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