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【特集1】秋はのんびり歩き旅

知らない街を歩くことは、 旅の醍醐味のひとつ。
徒歩のリズムで見た景色は、 心の奥まで入ってくる。
史跡があり、自然があり、 人との出会いもある。
秋の旅は、のんびり香川へ。

高松を歩く
新しい魅力に出合う

 「讃州讃岐は高松さまの城が見えます波の上」と歌われたほど、高松城は海から近かった。高松城跡である玉藻公園は、今も内堀に海水を引き込んでいる。この内堀の中に、海から鯛が遊びに来るようになった。園内で販売されているエサを投げれば、たくさんの鯛が寄ってくる。全国でも珍しい天然鯛のエサやり体験は、入学などの大願成就にかけて「鯛願城就」と名付けられた。江戸の昔も、城の堀に鯛が泳いでいたのかもしれない。

玉藻公園
開園時間/西門(日の出〜日没)、
東門(4月〜9月/7:00〜18:00、10月〜3月/8:30〜17:00)
TEL087-851-1521


直接海に向けて開く海城特有の「水手御門」(右手前)


天然鯛のエサやり体験

 玉藻公園を東門から出れば、左手に見えるのが香川県立ミュージアム。歴史博物館と美術館という2つの機能がある。ここでは、十二単(じゅうにひとえ)や鎧かぶとの試着が無料で体験でき、童心に戻って楽しめる。

香川県立ミュージアム
開館時間/9:00〜17:00
休館日/月曜(祝日の場合は翌日)
TEL087-822-0247

 ミュージアムから、南に向かって15分ほど歩けば、日本一の長さを誇る高松中央商店街にあたる。中央商店街の一つ「高松丸亀町商店街」は、再開発が進行中。今年の春には、高さ約20メートルの新しいアーケードが完成した。光を通しやすいクリスタルガラスを組み合わせており、明るく開放感のある街並みが生まれている。先進的な事例として、全国から注目される商店街。雨の日も、アーケードに守られながら楽しく街歩きを 続けられる。


観光地やビジネス街にも近い高松丸亀町商店街

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屋島山頂まで歩く

 香川を代表する観光名所の一つ「屋島」。バスや車で山頂に移動する人が多いが、歩いて登ることができる。標高約290メートルで、登りやすいルートは高松市立屋島小学校の北側からのコース。途中にある「加持水(かじすい)」や「不喰梨(くわずなし)」など、空海にまつわる史跡を楽しみながら30分ほどで山頂に着く。展望台からの瀬戸内海の眺めは格別。山頂に水族館があるのも珍しい。


屋島山頂からの眺め

屋島山上観光協会
TEL087-841-9443