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さぬき瀬戸 島物語

さぬき瀬戸 島物語

路地の向こうへ高見島(たかみじま)

 多度津町の多度津港から船で約25分。円すい型の山がそのまま海に浮かんでいるように見える「高見島」。周囲6.6kmの島には平地が少なく、多くの民家が斜面に建てられていて、その間を縫うように細い坂道が続いている。路地と坂道に彩られた風景には、独特の郷愁があり、「男はつらいよ寅次郎の縁談」、「機関車先生」など、多くの映画のロケ地に選ばれてきた。

 船を降りたら、まずは休校中の高見島小学校を目指す。学校を通り過ぎ、そのまま坂を登っていけば、スクリーンで見た幾つかの景色と出合える。路地の途中で振り返れば、その向こうに広がるのは真っ青な海と空。夏の海に吸い込まれそうになる。