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さぬき瀬戸 島物語

大楠の写真

さぬき瀬戸 島物語

茶がゆと大楠 志々島(ししじま)

 ぐつぐつ煮える羽釜から茶の香りが広がる。志々島の名物料理「茶がゆ」が出来上がった。米に芋や豆を混ぜ、発酵茶をだし代わりに炊きあげる。爽やかな口当たりなので、寒い冬にも、暑い夏にもおいしく食べられる。

 茶がゆの文化は、北前船によって近畿地方から島に持ち込まれた。貴重な米を節約できることから主食として根付き、戦前までは1日4回食べていたという。「茶がゆは腹持ちが悪いので3回では足りんかったんよ」と島の人が教えてくれた。

 島一番の自慢と言えば、樹齢1200年以上の巨大な楠。広く大きく枝を張る姿は雄大で、映画のロケ地にも選ばれた。保存のために行われる年2回のボランティア清掃の後には、参加者にこの炊きたての茶がゆが振る舞われる。

茶がゆの写真

三豊市志々島出張所
TEL0875−83−5650