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公開日:2020年12月10日

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讃岐国府跡 調査現場から 22

香川県埋蔵文化財センター

まち歩き「国府周辺の風景」を行いました。

10月19日(日曜日)、7名の参加者とともにまち歩きを行いました。よく晴れた、さわやかな風が吹く絶好のまち歩き日和。ガイドはミステリーハンター(国府ボランティア)Mさんです。普段はとてもお茶目ですが、いつも研修旅行の世話役を引き受けるなど世話好きなしっかり者です。
今回は埋蔵文化財センター周辺の国府ゆかりの地を巡るコース。古代讃岐の政治の中心地であった府中町にはどのような風景が広がり、それはどのような意味や役割を持っていたのかを、現地を巡りながら体感することをねらいとしました。ガイドMさんは、それぞれの設明ポイントについて、いろいろな視点からていねいに調べた成果をもとに、また国府の中心施設が見つかった発掘調査現場では発掘調査に携わった時の苦労やこぼれ話なども交えながら、ユーモア溢れる語り口でガイドを務めました。
次回は、11月16日(日曜日)に、まち歩き「道真さんがみた讃岐の景色」を実施します。讃岐国司として赴任してきた菅原道真が残した漢詩をもとに、また違った視点から府中を見つめます。(10月21日)

開法寺跡

開法寺塔跡 塔の構造は・・・

鼓岡へ

崇徳上皇ゆかりの鼓岡神社へ

国庁跡碑

讃岐国庁跡碑。この碑の建立の経緯は・・

発掘現場

国府の中心施設が見つかった発掘現場。発掘中の苦労話も

ミステリーハンター現地研修 松山市久米官衙遺跡群と西条市永納山城跡

永納山城の山頂

永納山城 山頂にて

久米官衙遺跡群

久米官衙遺跡群にて

9月30日、現地研修を行いました。今回は愛媛県松山市の久米官衙遺跡群と西条市永納山城(えいのうさんじょう)跡です。久米官衙遺跡群は古代の役所と寺院、永納山城跡は古代山城で、いずれも国指定史跡です。参加したミステリーハンターは24名。貸し切りバスに乗り、高速道路を走ること2時間、松山市の南東部にある久米官衙遺跡群に到着しました。松山市教育委員会職員の案内で現地を歩き、説明板の写真を見ながら、発掘調査成果の説明をしていただきました。ミステリーハンターたちは調査で明らかになった役所の政庁・回廊、寺院の金堂跡の姿に感動し、これからの讃岐国府跡の調査に身が引き締まる思いでした。次は古代山城の永納山です。車中で弁当を食べ、40分ほどで永納山登山口に到着しました。西条市教育委員会職員の案内で山城登山です。130mほどの山。たいしたことはないとタカをくくっていましたが、運動不足の身にはこたえました。あいにくの曇り空で山頂からの展望はいま一つでしたが、ミステリーハンターたちは古代山城四国三城制覇と大喜び。松山市教育委員会・西条市教育委員会の皆様にはご多忙にもかかわらずご案内いただき、ありがとうございました。(10月7日)

ミステリーハンター、本格始動

6月10日(火曜日)、今年度のミステリーハンター(国府ボランティア)の活動が本格的に始まりました。今年度の上半期の活動の柱は南海道の総まとめです。昨年度、ミステリーハンターは2,500分の1の地図上に残される条里地割を細かく検討し、南海道(都と四国を結ぶ古代の官道)の痕跡を探し出し、ルートをたどる作業を行いました。今年度はいよいよその成果を冊子にまとめる作業を開始。活動日初日、具体的にどのような冊子を作るか、まず担当から説明を行いました。
今後、グループに分かれて、確認した南海道のルートを現地で確認し、冊子に載せる写真を撮影しに行きます。そして、地図に南海道や古代の遺跡、目印になる施設などを記入し、写真と解説文を作成して冊子にします。ミステリーハンターは早速各自担当部分の地図をコピーし、場所を確認し合って、現地調査について打合せを始めました。今後は現地での確認作業などを進め、秋頃までに原稿を仕上げる予定です。ミステリーハンターの2年度にわたる成果がどのように仕上がるのでしょうか。今後が楽しみです。
この日は、今年度のまち歩きについても話し合い、おおまかな内容を決めました。詳細が決まりましたらホームページ上に掲載しますので、ぜひご覧下さい。(6月16日)

ミステリーハンター1 これまでの南海道調査の成果をいよいよ本にまとめる!!ちょっと緊張・・・

今年もミステリーハンターの活動が始まりました。

5月17日(土曜日)、平成26年度第1回讃岐国府跡探索事業研修会を行い、ミステリーハンター(国府ボランティア)の今年度の活動が始まりました。ミステリーハンターのみなさんは3月に昨年度の活動を終了して以来ほぼ2か月ぶりの再会。積もる話に大盛り上がりの様子でした。
研修会では、今年度の活動内容について意見が交わされました。今年度は、これまで続けてきた南海道の調査のまとめや国府ゆかりの地をガイドして歩くまちあるき、醍醐古墳群の測量調査を行う予定にしています。そして11月からは讃岐国府跡の発掘調査、3月にはその成果報告会を実施する予定です。ミステリーハンターからは、南海道の調査を具体的のどのようにまとめて冊子にするか、まちあるきではどのようなコースをつくるのかなど、活発な意見が飛び交いました。
今年度のミステり-ハンターの活動からはどんな成果が生まれるでしょうか。そして発掘調査ではどんな発見があるのでしょうか。今年の讃岐国府探索事業の成果にぜひご注目下さい。(5月20日)

ミステリーハンター2

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