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公開日:2020年5月22日

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飼料用トウモロコシでツマジロクサヨトウの発生を確認しました

果樹の「カメムシ類」に関する病害虫発生予察情報を発表しました。

本県では7月1日、まんのう町で栽培されている飼料用トウモロコシ圃場において、本種の幼虫による加害が確認されました。
国内では今年に入り西日本を中心に20県で幼虫の発生が確認されており、本県での幼虫の発生は初めてです。
このため、香川県農業試験場病害虫防除所は、本日(7月3日)、飼料用トウモロコシにおけるツマジロクサヨトウについて病害虫発生予察特殊報第1号を発表しました。
本種幼虫は国内では飼料用トウモロコシ、スイートコーン、飼料用ソルガム、サトウキビ等の主にイネ科作物へ寄生することが報告されています。

1 発生地域

まんのう町

2 特殊報発表日

令和2年(2020年)7月3日

3 発生経過

令和2年7月1日、まんのう町で栽培されてい飼料用トウモロコシ圃場で、本種と疑われる幼虫の食害を発見し、幼虫を捕獲して、農林水産省神戸植物防疫所に同定を依頼したところ、本県未発生のツマジロクサヨトウの幼虫であることが確認されました。

4 形態及び特徴

  1. 成虫は、羽を広げると約37ミリメートル、雄と雌で外観が大きく異なり、雄のみ前翅中央部に黄色い斜めの斑紋を持ちます。終齢幼虫は体長約40ミリメートルで、頭部の複眼と前額の境界に見られる淡色の逆Y字状の模様及び尾部の黒色斑点が特徴です。
    卵は、寄主植物に塊状に産み付けられ、雌の体毛で覆われます。
  2. 本種は、南北アメリカ大陸の熱帯から亜熱帯を原産とする暖地に適応した種であり、熱帯では年4から6世代発生します。
    南北アメリカでは毎年夏期に成虫が移動分散しますが、暖地を除く地域では越冬できません。
    本種の分布地域は、南北アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアです。
  3. これまでのところ、国内での報告で幼虫の寄生が確認された植物は、飼料用トウモロコシ、未成熟トウモロコシ(スイートコーン)、飼料用ソルガム、サトウキビ等の主にイネ科植物です。文献では広範囲の作物に寄生するとされています。
  4. 幼虫が植物の茎、葉、花及び果実を食害します。若齢幼虫は葉を裏側から集団で加害し、加害部には多量の糞が散在します。

5 防除対策

  1. 国内では幼虫が飼料用トウモロコシ、スイートコーン、ソルガムで多く見つかっていることから、これら作物では特に圃場巡回を行い、早期発見に努めてください。
  2. 本虫と疑われる幼虫を発見した場合は、速やかに病害虫防除所まで連絡してください。
  3. 現在、本虫に対して登録のある薬剤はありませんが、県は、本虫であることを確認した後に、植物防疫法第29条第1項に基づき、下記URLに示されている薬剤による散布の指導を行います。
    (農林水産省「ツマジロクサヨトウに関する情報」)http://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/keneki/k_kokunai/tumajiro.html(外部サイトへリンク)
  4. 薬剤散布が困難な場合は、被害作物を早期に刈り取るとともに、幼虫の分散を防ぐため、圃場内での残渣のすき込みを行ってください。

ダウンロード

令和2年度病害虫発生予察特殊報第1号(PDF:486KB)

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農政水産部農業経営課

電話:087-832-3411

FAX:087-806-0203