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トコロテン

トコロテン写真
伝承されてきた背景
  • 詫間町では、5月・6月の大潮になると海岸の岩や石についているうす茶色のテングサ採りが盛んに行われていました。
     現在、テングサ採りをする人も少なくなりましたが、それでも自分で採ってきた夏場のテングサを使って作るトコロテンは、磯の香り高くのどごしもよく、暑気払いにはうってつけの一品です。
  • トコロテンは水分98〜99%、固形分としての寒天質もその成分はガラクタンでほとんど消化・吸収されないところから腸の掃除の役割を担い、折からのメタボリックシンドロームにとっては、空腹は満たされるけれども身にはつかないという、うれしい食品です。
主な伝承地域
瀬戸内海沿岸

材  料
20人分
  • テングサ  50g
  •     
  • 水  10カップ
  • 酢  大さじ1
  •                     
たれ
  • しょう油 大さじ3
  • 酢  大さじ1.5
  • みりん  大さじ3
  • 和からし  少々

作 り 方
(1) 大きめの鍋に水とテングサを入れ強火で煮、沸騰すれば酢を加える。
(2) ふきこぼさないように30分くらいとろ火で煮る。目の細い金網でこし、角型の容器に入れて冷やし固める。
(3) トコロテン突きに入るくらいの大きさに切って突き出し、器に入れ、たれをかけ、好みで練った和からしを添える。
※こつは、ふきこぼれないように、とろ火でたく。
※トコロテンを固める際に牛乳、ジュース、コーヒー、果実酒、こしあん、果物の缶詰等を加えてもよい。
※だまになったり分離しないようにするこつとして、トコロテン(寒天を煮溶かしてもできる)に砂糖を加える場合は、完全にこしてから入れ、良く煮溶かす。果汁、あんなどを加える場合は、砂糖が十分に溶けた液を60〜70℃にさましてから加える。
伝承一口メモ

  • テングサは、水洗いと天日乾燥を3〜4回繰り返し、この作業の間に小さいかき(がら)や小石等を取り除くと虫がつかず何年もの保存が可能です。
  • 水洗いと天日乾燥を繰り返しますと、水晒(みずさら)しと日晒(ひざら)しを繰り返すことになるところから採りたては茶色だったテングサが白くなるのです。
     海からの恵みを昔の人は手間を惜しまず、汗して白く(さら)し、気長に煮溶かして井戸水で冷やし、トコロテンに仕立てたのです。