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公開日:2020年12月10日

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不整脈科(内科)

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内科

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不整脈科

心臓電気生理学的検査

 不整脈の症状について正確な診断をするために行う検査です。
 先端部に金属製の小さな電極が付いた電極カテーテルという直径が数ミリの細い管を、足の付け根や頚の静脈から心臓に向かって数本挿入し、心臓の中から心電図を記録します。
 色々な薬剤を投与したり、カテーテルを通じて心臓に電気刺激を与えることで、作為的に不整脈を起し、不整脈の原因や発生源、重症度、有効性のある薬剤の判定を行います。
 カーナビゲーションシステムのように、心臓の電位をもとにした地図を作成し、不整脈の発生源を探すことも可能です。
 また、脈拍の遅い人に対してはペースメーカーの適応や種類の決定などにも役立ちます。


↑カテーテルアブレーション

不整脈のカテーテル治療について

 皆さんは何もしていないのに突然動悸がしたりすることはありませんか?
 多くの場合、その原因は不整脈です。不整脈には、健康な方にも生じる全く心配のない不整脈から、突然死につながる非常に重篤な不整脈まで多くの種類があります。
 これまでの不整脈の治療では薬で症状をコントロールするという方法が中心でしたが、近年、一部の不整脈では「高周波カテーテルアブレーション術」という方法で根治させる治療があります。

心臓電気生理学的検査 このアブレーションとは「取り除く」という意味です。
 日本では10数年前から行われ始め、現在では年間1万数千例が行われている治療方法です。
 この治療方法の利点としては、外科的手術を必要としないため、治療を受ける患者様への負担が軽いこと、また根本的に治癒することから、長期にわたり薬を飲み続けたり、頻繁に通院する必要がなくなることが挙げられます。
 この治療を行う前に、不整脈の症状を正確に診断するための「心臓電気生理学的検査」という検査を行います。
 先端部に金属製の小さな電極が付いた電極カテーテルという直径が数ミリの細い管を、足の付け根や頚の静脈から心臓に向かって数本挿入し、心臓の中から心電図を記録します。→

不整脈治療 色々な薬剤を投与したり、カテーテルを通じて心臓に電気刺激を与えることで、作為的に不整脈を起し、不整脈の原因や発生源、重症度、有効性のある薬剤の判定を行います。
 カーナビゲーションシステムのように、心臓の電位をもとにした地図を作成し、不整脈の発生源を探すことも可能です。
 検査の結果により、カテーテルアブレーションの適応を決定します。
 検査用カテーテルに加えて、高周波カテーテルアブレーション治療専用のカテーテルを心臓内に挿入し、不整脈を発生させる異常な電気の発生場所や異常な電気の通り道にカテーテル先端を密着させます。
 カテーテル先端から高周波を流すと、組織は50度~70度の温度で焼灼され、結果的に異常な電気の発生を抑制させることにより、異常な電気を通さなくなり、不整脈が起こらなくなる訳です。

不整脈治療 心臓組織の極めて小さな部分のみを焼灼するので、心臓自体の機能には影響を与えませんし、手術は簡単な局部麻酔で1~2時間で終わります。
 アブレーション治療の効果の高い不整脈に対しては、成功率は9割を超えると言われており、高い効果が発揮されれば不整脈の発作から永久に解放されます。
 この治療は不整脈が突然始まり、突然終わるというような規則的な頻拍発作に特に適しております。
 動悸の発作に悩んでいる方は、当院循環器科へご相談ください。

 

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ペースメーカー治療について

 健康な人の心臓は、1分間に約60~80回(1日に約10万回)休むことなく拍動を繰り返し、全身に血液を送り出しています。
 ところがその心臓のリズムが正常な値よりゆっくりになると、めまいや意識消失が出現して日常生活に支障をきたしてしまいます。
 永久ペースメーカーは、そういった心臓の病気になられた患者様の胸部に植え込みすることにより、電気的な刺激を心臓心筋に与え、健康な人と同じ拍動数に保つことができます。

ペースメーカー

ペースメーカー(リード付き)

植え込み型除細動器について

 心筋梗塞や拡張型心筋症などの重い心臓病の患者さんでは、致死性の不整脈による突然死を防ぐ事が最も大切な治療になります。
 植え込み型除細動器致死性の不整脈を感知して、電気的な高頻度の刺激抗頻拍ペーシングや電気ショックを心臓心筋に与えて元の心臓のリズムに戻します。
 永久ペースメーカーと同様に胸部に植え込みます。

心臓再同期療法(CRT)~両室ペースメーカー~について

 重症の心不全の患者様では、心臓の左側にある左室で電気の流れが妨げられ、心臓のポンプ機能をするには非効率的な状態になっています。
 心臓再同期療法は心臓の左側にある左室と、右側にある右室の両側に電気的な刺激両室ペーシングをして心臓が効率的にポンプ機能を果たすようにする治療です。

ICD機能付き両室ペースメーカー(CRT-D)

 両室ペースメーカーだけでは、重症の心不全の患者様の突然死を防ぐ事は困難であることから、植え込み型除細動器の機能を付けた両室ペースメーカー(CRT-D)が主流になってきています。

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