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4月17日、香川県漆芸研究所の研究生と職員が、香川漆芸の祖といわれる玉楮象谷をしのび、高松市立中央公園にある象谷像や周辺を清掃しました。昭和60年(1985年)から毎年4月に開催、今年で30回目。研究生らは、玉楮象谷の偉大な功績をたたえるとともに、後継者として一層精進することを誓いました。
初めて参加する新入生9人を含む、1〜3年の研究生と職員の計28人が作業に参加。
一年の埃と汚れを丁寧に洗い落とす研究生。
象谷像の周辺一面に落ちていた落葉も掃き清めました。
象谷像は昭和33年(1958年)、没後90年を記念して顕彰委員会が彫刻家の故新田藤太郎に依頼して制作。題字は重要無形文化財保持者(人間国宝)故磯井如真によるもの。
江戸時代後期に活躍した玉楮象谷(1806〜1869年)が生み出した香川漆芸の技法。変遷する時代の中で若い後継者たちがどのように継承していくのか活躍が期待されます。
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