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江戸時代以来約200年の歴史がある香川漆芸三技法(蒟醬(きんま)、存清(ぞんせい)、彫漆(ちょうしつ))のうち、「彫漆」を紹介する展示会を開催します。
香川県漆芸研究所が所蔵する重要無形文化財保持者(人間国宝)音丸耕堂の作品を始め、その門下であり当研究所の工芸指導員や当研究所を修了し現在第一線で活躍している作家など13人の作品27点を展示し、その漆芸美を伝えます。
25年度に新たに制作した彫漆の工程見本も展示し、その技法を分かりやすく紹介します。
(参考)
彫漆は、各種の色漆を数十回から数百回塗り重ねて色漆の層(100回で厚さ約3mm)を作り、その層を彫り下げることによって文様を浮き彫りにする技法です。彫りそのものによる立体感と彫りの深さによって変わる色の対照が、独特の美を生み出します。
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