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6月30日、香川大学教育学部附属高松小学校5年生38名の皆さんが、香川漆芸の魅力を学ぼうと漆芸研究所を見学に訪れました。
香川漆芸の技法の一つ「彫漆」を体験。数種類の色漆を塗り重ねたパネルを彫ります。朱色の下から彫る深さにより、黄色や紫の違う色が出てくると嬉しい声があがりました。
香川県漆芸研究所で教えている3技法(蒟醤(きんま)・存清(ぞんせい)・彫漆(ちょうしつ))について、それぞれの工程見本を見比べながらその違いについて学びました。
工程見本を手で触ってみると3技法の違いがはっきりとわかります。
凹凸がまったくなく手触りがツルツルしているのが蒟醬。(左上)
少し凹凸を感じるのが存清。(右上)
一番、凹凸があるのが彫漆です。(左下)
(右下の写真は、下地の工程見本)
「どの技法が好きですか?」
工芸指導員からの質問には、彫漆に多くの手があがりました。
今日の見学では、彫漆の体験や一生懸命実習に取り組む研究生の姿が心に残ったようです。
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