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9月19日(水曜日)午後、研究生と指導員は高松市美術館で開催中の『音丸耕堂展-華麗なる彫漆世界-』を見学しました。音丸耕堂先生は、昭和29年の当研究所設立以来、長年にわたり研究生らの指導に当たられました。現在は先生の指導を受けた方々が当研究所の指導員となり、音丸先生の技と精神を後進に受け継いでいます。研究生は指導員の解説に耳を傾けながら熱心に鑑賞しました。
下記は鑑賞後の興奮冷めやらぬ研究生達の感想です。
「器物のデザインと図柄のデザインが計算されていて、どの角度から見てもすばらしく調和している」
「地紋の細かさに驚いた。そして、平面から曲面への地紋のつながりに違和感がない。これぞ超絶技巧」
「器物のデザインが秀逸なので、漆の堅さを感じさせない」
「動植物の図柄がデザイン的に簡略化されているのに、なぜかリアルに見える」
「先に写真で見ていた作品の実物を見たが、実際は意外に小さかった。漆の層の厚みやデザイン力がスケール感を錯覚させたのだと思う。」
『音丸耕堂展』は、高松市美術館において10月21日(日曜日)まで開催しています。
続いて、香川県立ミュージアムにて開催中の『香川県立ミュージアム10周年記念コレクション展-目からうろこのミュージアム!-』を見学しました。
色や形に分けて、様々なジャンルにわたる新旧のコレクションを展示しており、とても興味深い展示になっています。この展覧会は2期に分かれており、『PartⅠ』が9月24日(月・祝)まで、『PartⅡ』は10月2日(火曜日)~11月25日(日曜日)となっています。
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