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香川県漆芸研究所では、木曜午後の授業を課題研究とし、木工や象谷塗、後藤塗、茶道などの実習や漆芸の歴史や修復の講義などを行います。木工実習の指導員は宮本修先生です。2、3年生が受講するこの実習では、木工室に設置のろくろ等の木工機械を使い、一人当たり年間3~4個木地作りをします。
木の種類や特性を知ることは、漆器を作るにあたり重要です。また、漆器の原型となる木地の出来は、その後の制作の良し悪しに関わってきます。扱う機会が少ない木工機械を使用でき、技術も学べるので研究生達は熱心に取り組んでいます。
木工室には、いろいろな木工機械が設置されています。
出番を待つ木材。どんな器物に生まれ変わるのでしょう。
まずは宮本先生のお手本。
木工機械は危険なものもあるので、安全に留意し、慎重に作業します。
3年生が作った椀。この後、蓋も作ります。
けやきで作った盛器。美しい木目が現れました。
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