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公開日:2020年12月10日

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「漆芸」について

Q「漆芸」とはなんですか?

A漆芸というのは「うるし」の芸術ということで、漆を器に塗って漆器を制作し、それに装飾を加えて芸術的な作品を作ることです。香川県の漆芸は全国的にも有名で、特に「蒟醤(きんま)」「存清(ぞんせい)」「彫漆(ちょうしつ)」という3つの装飾技法は香川県にしかない伝統漆芸技法です。
国が技術の高さを認めた重要無形文化財保持者(人間国宝)の、磯井正美先生、山下義人先生、大谷早人先生は主任講師として研究員の指導に尽力いただいています。

Q香川県の漆芸の歴史について教えてください。

A江戸末期に鞘塗師の家に生まれた玉楮象谷(たまかじぞうこく)が家業を継ぎ、漆塗りと彫りの技を身につけた後に、京都に行き、唐物(からもの)漆器を見て、中国の彫漆・存清や東南アジアの籃胎蒟醤(らんたいきんま)を研究しました。そして、帰郷した後に玉楮象谷は高松藩の宝物の保存修理に当たりながら、「蒟醤(きんま)」「存清(ぞんせい)」「彫漆(ちょうしつ)」の3技法を確立しました。
玉楮象谷が始めた漆工芸は、磯井如眞、音丸耕堂、香川宗石、そして、現在の磯井正美先生、山下義人先生、大谷早人先生らに受け継がれています。香川県は日本の伝統工芸の重要な拠点となっています。

詳しくはこちらよりご確認ください【漆芸の歴史】を見る>>

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