先輩からの声

建築

現在の職務内容

香川県の建築職は、県有施設の営繕や建築指導、住宅の耐震対策などの業務に携わり、安全・安心に住むことのできる、魅力あるまちづくりを担っています。

営繕とは建築物の新築・修繕などを指します。私たちの職場では、県有の建築物の増改築・改修の設計や工事監理などを行っています。体育館の設計を例に挙げると、利用する競技や式典の有無など、詳細な使い方を念頭に設計する必要があります。他にも、利用する方の移動動線や建設地の歴史など多くの要素を勘案する必要があり、より良い建物を設計することで、質の高い県民サービスを提供することを目的としています。

工事の監理業務に関しては、施工業者へ設計意図の伝達を行い、工事が図面どおりできているかチェックするだけでなく、品質・安全・予算・工期の監理を行います。品質管理は、公共工事標準仕様に適合しているか現地確認を行うとともに、既製杭や鉄骨などの既製品については、工場を視察して不具合の防止を図ります。安全管理は、事業主として労働安全衛生法に違反していないかを確認して労働者の安全を確保し、予算管理は、適切な単価であるか査定をしてコスト管理を行います。

建築は幅広い知識が必要なことから、ゼネラリストを目標にすることが大切ですが、知識を得ることで仕事以外にも役立てられ、自身のスキルアップにつながると思います。

 

受験希望者へのメッセージ

民間企業においてもデベロッパーとしての職業はありますが、マンション事業、工場などの限定された案件が多いと思います。香川県職員として仕事をするメリットとしては、発注者として様々な用途の案件に携われる点と、私たちの住む地元地域に貢献できるという点が大きいと思います。

所属によっては建築基準法に基づく審査業務を行うなど、多方面から建築に携わることになり、建築士資格の取得に際しての勉強内容に関連する実務を行うことができます。勉強時間の確保に対しても協力的な職場環境となっていますので、積極的に頑張ってください。

採用後の職場経歴

平成29年4月　現在の職場

（掲載内容は、令和2年2月現在のものです。）

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