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公開日:2024年4月13日

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皇室と高松松平家ー大正時代の行啓

会期 令和6年4月16日(火曜日)~5月26日(日曜日)
開館時間 午前9時~午後5時(入館は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日、5月7日(火曜日) ※4月29日(月曜日・祝日)、5月6日(月曜日)は開館
会場 香川県立ミュージアム常設展示室2
展示内容

江戸時代東讃岐12 万石を治めた高松松平家は、明治4年(1871)の廃藩置県に伴い、華族となり、東京に住むことになります。高松城は、兵部省(のち陸軍省)の管理下に置かれることになりましたが、明治23 年(1890)2月、払い下げを受けて、再び松平家の所有になりました。
12 代頼寿(よりなが)は、大正6年(1917)高松城内に別邸披雲閣(ひうんかく、重要文化財)を建設し、以後、披雲閣は香川を訪れた皇族など多くの賓客をもてなす場所となりました。

本展では、特別展「皇居三の丸尚蔵館名品選 美が結ぶ 皇室と香川」の開催に合わせて大正時代の行啓の資料を中心に、皇室と高松松平家、香川県との関わりを紹介します。

展示点数 14件17点
観覧料

一般410円、団体(20名以上)330円

  • 高校生以下、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方は無料
  • 特別展「皇居三の丸尚蔵館名品選 美が結ぶ 皇室と香川」開催中(4月20 日~5月26日)は特別展観覧券でご覧いただけます。

 

関連行事

ロビートーク(特別展関連行事)

日時

4月28日(日曜日)午後2時~

場所 2階西ロビー
備考 申込不要

ミュージアムトーク

日時

5月6日(月曜日・振休)午後1時30分~

場所 常設展示室2
備考 申込不要、観覧券必要

主な展示作品

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摂政宮(せっしょうのみや)使用 椅子 大正11 年(1922)

大正11年(1922)、四国地方(主に香川県内)で陸軍特別大演習が行われました。 
この時、披雲閣が大本営として使用され、演習の統監のため、摂政宮(のちの昭和天皇)が滞在しました。松平家の記録には、個人の邸宅が大本営として使用された例はなく、「松平家未曽有(みぞう)ノ名誉」であると記されています。
この椅子は、テーブルと合わせて、摂政宮のために用意されたもので、香川県立工芸学校で制作され、御座所となった披雲閣波の間で使用されました。

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銀花瓶 大正11年(1922)

陸軍特別大演習で摂政宮が披雲閣に滞在した記念として、松平家に下賜されたものです。翌年、久邇宮(くにのみや)家一行が滞在した際には、披雲閣の大書院を飾る調度品として用いられました。

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良子(ながこ)女王殿下御来県記念帖 大正12年(1923)

大正12年(1923)、久邇宮邦彦(くによし)王は、東亜同仁会香川支部発会式に出席するため香川を訪れ、披雲閣に滞在しました。俔子(ちかこ)妃・良子女王(のちの昭和天皇皇后)、信子女王も同行し、滞在期間中、小豆島・屋島・栗林公園など、県内の名所を訪れました。
久邇宮家の滞在中の写真はアルバムにまとめられ、前年の摂政宮滞在中の写真帖とともに木箱に入れて大切に保管されています。

 

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