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補助事業の竣工検査の様子
香川県の農業職は、行政部門、普及部門、研究部門の3つの分野で構成されています。私が所属する農業経営課農地マネジメント推進室は行政部門で、農地の最適利用、遊休農地の発生防止、担い手への農地集積の推進に向け、市町・農業委員会等関係機関と連携した推進活動や各種補助事業などを行っています。その中で私が担当するのは、農地の貸借、企業の農業参入、市町農業委員会等が活用する国の交付金などに関する業務です。県が取りまとめ役となり国や市町・関係団体と連携して業務を行うことが多いため、法律や制度を正しく理解し、全ての関係者の認識にずれが生じないよう、丁寧な説明と正しい情報の収集・提供に努めています。
初めて配属となった普及部門である東讃農業改良普及センターでは、集落営農組織の設立・運営支援を行っていました。担当地域の集落営農組織には構成員の高齢化が進んでおり、作業の省力化が課題にありました。そのため、私は集落営農組織と連携し、芝を利用した畦畔法面の抑草技術に関する調査研究を行い、畦畔管理の省力化を達成し感謝されたときにこの仕事を選んで本当によかったと実感しました。
本庁に異動してからは、デスクワークが中心となりましたが、農地の貸借や交付金に関する事務等も、最終的には現場の農業経営の発展につながっており、県の農業振興に様々なポジションで携わることができる点は農業職の魅力だと考えています。
週末の書道教室です。小学生の時から指導してもらっている先生に教わりながら、師範資格取得のため、字の練習に励んでいます。手にタコができるまで競書作品を書いて昇段したときの達成感と喜びは何にも代えがたいです。
入庁してすぐは、知識や技術面で不安がありました。しかし、研修制度が充実しているほか、困ったことがあれば先輩や上司にすぐ相談できる体制が整っているので安心して業務に取り組めます。また、福利厚生や休暇制度も充実しているため、ワークライフバランスが実現しやすい環境です。近い将来、皆さんと一緒に働く日を楽しみにしています!
令和2年4月 東讃農業改良普及センター 集落営農・農畜産部門
令和5年4月 現在の職場
(掲載内容は、令和6年2月現在のものです。)
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