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面接の様子
子ども女性相談センターは、児童相談所と婦人相談所を併設した相談機関です。私は、児童相談所の児童虐待対策課に所属しています。児童相談所は、子どもの福祉を図ることや権利擁護を目的として、児童虐待、子育ての心配や不安、不登校、非行等子どもや家庭に関する様々な相談に応じています。その中でも児童虐待対策課は、児童虐待に関する通告や相談を受け、子どもの安心安全を最優先に、家庭全体を捉えた援助を行います。
子育てに悩みを抱えている方、相談ニーズのない方等様々な保護者がいます。多様な家庭に対し、児童相談所は来所による面接や家庭訪問による面接等を重ね、子どもや保護者の思い、家庭状況等を対象者から聞き取ることにより、その家庭で児童虐待が起こった要因について考えます。この過程で、保護者の養育観や子どもの考え等、保護者や子どもの思いを知ることができたり、保護者と協力して児童虐待の再発防止を図れたりしたときにやりがいを感じます。
相手の立場に立って考えることを意識しています。コミュニケーションの方法は人それぞれであり、相手の表情や行動をしっかり見て、その背景を考えながら想像することで、相手との関係が深まると感じました。また、自分だけだと考えることに行き詰まってしまったり、視野が狭くなってしまったりすることがあるため、職場の先輩方に相談するようにしています。自分だけでは思い至らなかったような発想を得られ、それを仕事に役立てていくことができます。
香川県の社会福祉職として働く魅力は、児童相談所や婦人相談所、障害福祉相談所等の相談機関だけでなく、障害児・者の支援施設や児童自立支援施設といった、利用者等の日常生活の直接的な支援にも従事できることだと感じています。また、様々な機関で経験を積まれた先輩方に優しく指導してもらい、知識や技術を深めながら楽しく働くことができます。
令和2年4月 川部みどり園
令和5年4月 現在の職場
(掲載内容は、令和6年2月現在のものです。)
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