「南海トラフ地震臨時情報発表時の香川県内における防災対応方針」の改訂について

国の「南海トラフ地震臨時情報防災対応ガイドライン」が本年8月に改訂となり、臨時情報発表時にとるべき防災対応の基本的な考え方や具体例が新たに示されたことなどを踏まえ、香川県の「南海トラフ地震臨時情報発表時の香川県内における防災対応方針」（令和3年改訂）を改訂しました。

 

県対応方針の位置づけ

国が南海トラフ地震臨時情報を発表した際に、県民や事業者の皆様、県・市町等がとるべき防災対応の基本的な考え方と具体的な行動例を示すとともに、市町が高齢者等事前避難対象地域を設定する際の原則を定めています。

 

主な改訂ポイント

〇事業者の防災対応を新設し、県民や事業者の皆様、県・市町ごとの防災対応を整理

〇令和6年度の臨時情報発表の経験を踏まえ、臨時情報（巨大地震注意）発表時の防災対応をより具体化。避難場所や避難経路の確認などの「地震への備えの再確認」等の具体的な行動例を明示

〇臨時情報発表時に取るべき「日頃の備えの再確認」や「特別な備え」に係る防災対応を確認するための県民や事業者向けのチェックリストを新たに掲載

○臨時情報発表時の事前避難について、事前避難対象者（高齢者等の要配慮者）やその支援者への事前周知を行うよう検討することを明確化
 

防災対応方針の改訂を踏まえた今後の対応

〇県及び市町は、県民や事業者の皆様が「南海トラフ地震臨時情報」を正しく理解し、同情報の発表時に冷静かつ適切に防災対応（「日頃の備えの再確認」や「特別な備え」等）ができるよう、様々な機会を活用し、周知・啓発を実施

〇市町は、県が令和7年7月及び9月に公表した南海トラフ地震等の地震・津波被害想定を踏まえて、地震発生後の堤防崩壊等で30分以内に30cm以上浸水する地域への高齢者等事前避難地域の見直しを行うとともに、事前避難対象者への平時からの事前周知を行うことの検討を実施

 

南海トラフ地震臨時情報発表時の香川県内における防災対応方針(令和7年12月改訂）（PDF：651KB）