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高松市と綾川町に設置している侵入調査用のフェロモントラップにおいて、トマトキバガが確認されました。本害虫の発生は本県で初確認であるため、病害虫発生予察特殊報第1号を発表しました。
※1「トマトキバガ」とは
トマトキバガは、トマト、なす、ピーマン、ばれいしょ等のナス科植物に主に寄生します。トマトでは、茎葉や果実に幼虫が侵入して、内部を食害します。葉の食害部分は表面のみ残して薄皮状になり、白~褐変した外観となります。果実では、幼虫が穿孔侵入して内部組織を食害するため、果実表面に数mm程度の穿孔痕が生じるとともに腐敗が生じ、果実品質が著しく低下します。なお、県内では現在のところ農作物の被害は確認されていません。
※2病害虫発生予察特殊報とは
県内において新規に病害虫が確認されたり、重要な病害虫の発生状況が例年と異なるなど特異的な現象が認められた場合等に発表しています。
令和5年7月27日
(1)令和5年7月11日、高松市(高松空港)と綾川町(農業試験場病害虫防除所)に設置しているフェロモントラップにおいて、本種疑義成虫の誘殺が確認され、神戸植物防疫所による同定の結果、トマトキバガであることがわかりました。なお、県内では現在のところ農作物の被害は確認されていません。
(2)防除対策については、別添の病害虫発生予察特殊報第1号の「7.防除対策」のとおりです。
病害虫発生予察特殊報第1号(トマトキバガ)(PDF:438KB)
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