ページID:12273

公開日:2020年12月10日

ここから本文です。

果樹

ポイントは「経営」

規模拡大と効率性の追求を行うことは、当然家族労働だけでは、作業が完結しない場合が増えてきます。雇用の発生です。他人を雇用しての栽培管理や出荷は、自分がするより気を使います。
経理の家計との分離も重要です。またお金だけでなく、時間の分離を考慮して、家族内での休日制度の取り決めや、利益の分配についての家族内の協定を結ぶことなども視野に入れておく必要があります。
作ることよりも、何をどう作るか?だれに売るか?どう売るか?など、マーケティングの視点、経営者の視点がより重要になります。当然最初から大向こうを狙うのではなく、経営規模をステップアップさせながら、経営の規模拡大と質の向上を行うことが重要でしょう。

基本方針

1.Why:栽培目標 年間4~5000時間程度の労力で、売上1500万以上、利益6~700万以上の収益を目標に。市場出荷+直販+加工などアグリビジネス展開を想定したプロ農家に。

香川のプロ農家の紹介ページはこちらから>>>

2.What:何を作る? 経営類型参照。(地域の類型やJAの販売体制、部会組織の有無や活動内容等も斟酌)。
特に市場分析、商品企画を綿密に。
3.Where:どこで まず、目標栽培体系の確認。植栽と投資の計画を策定。(ライフイベントおよび雇用等の容易性も考慮。)
素人スタートの場合、農業法人への就職→のれんわけ就農も
4.When:何時 まず、目標栽培体系の確認。植栽と投資の計画を策定。(ライフイベントとの整合性)週末を利用した研修計画+季節的視察。
5.Who:だれが 家族労働を中心に雇用を組み合わせた作業体系が基本。
6.How:どうやって 希望経営類型を元に、研修、栽培、投資の計画策定。計画に従って施設投資、開園、植栽。普及センターへは就農計画策定そのものから協議、支援を依頼。当然認定農家を志向。積極的な交流と勉強を積み重ねる。

労働時間可能時間及び必要労働時間例1、三豊地区 キウイ香緑露地20a+中晩柑せとか少加温10a+レモン露地20a+宮川早生施設11月20日加温10a+不知火露地マルドリ(園内道設置済み)10a
【年間労働時間3038時間、売上1311万、所得714万】

例2、高松地区 ミカン小原紅早生11月10日加温30a+青島温州隔年交互結実60a+不知火施設少加温10a+露地ミカン宮川早生20a
【年間労働時間4125時間、売上1561万、所得694万】

例3、中讃地区 モモ 加納岩白桃50a+あかつき50a+なつおとめ50a+日川白鳳ハウス10a
【年間労働時間5473時間、売上1627万、所得587万】

 
 
 

このページに関するお問い合わせ