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香川県では、古くから温暖少雨の気候を生かして良質な小麦が栽培されており、現在は、県オリジナル小麦「さぬきの夢2009」の作付面積が約2,500haまで拡大しています。
「さぬきの夢2009」の後継品種である「さぬきの夢2023」が、令和6年秋播きから一般栽培を開始するに当たり、「香川県主要農作物奨励品種審査会」(7月24日開催)の意見を踏まえ、「さぬきの夢2023」の奨励品種への採用を決定しました。
「さぬきの夢2023」と現奨励品種の「さぬきの夢2009」を比較した特徴は次のとおりです。
・出穂期は1日程度遅く、成熟期は同等である。
・稈長はやや長く、穂長はやや短い~同等、穂数はやや少ない。
・収量はやや少ないが、容積重及び千粒重が重く、外観品質が優れる。
・原麦タンパク質含有率が高く、グルテンの質が強い。
・ゆで麺は粘弾性が高く、形状・なめらかさ・味・香りに優れる。
・令和6年秋播き(令和7年産)・・・一般栽培開始(県内100ha予定)
・令和7年秋播き(令和8年産)・・・一般栽培拡大(県内900ha予定)
・令和8年秋播き(令和9年産)・・・県内全面切替(県内2,500ha予定)
○奨励品種とは
本県において普及すべき主要農作物(稲、麦、大豆)の優良な品種のこと
○香川県主要農作物奨励品種審査会とは
優良品種の普及を通じ、主要農作物の品質の向上、生産性の向上による農業経営の安定化を図るため、本県に普及すべき主要農作物の奨励品種の採用・廃止について学識経験者や実需者等から意見を聴取する会
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