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令和6年度、799頭の犬が県内の保健所に収容されています。
その多くが、野犬を含む飼い主のわからない犬です。
また、野犬の群れに追いかけられたなどの野犬に関する相談が保健所に多く寄せられています。
周りに野犬がいることは、人にとっても犬にとっても望ましい環境ではありません。
野犬の群れに追いかけられ転んでケガをした、飼育している鶏が襲われた、などの人への危害や農作物の被害が発生するおそれがあります。
野犬は、動物から人に感染するウイルスや細菌を持っている場合があります。野犬に触れたり、咬まれたり、野犬に寄生しているマダニなどに咬まれたりすることで病気に感染するおそれがあります。
詳しくはこちら⇒動物由来感染症について
犬は、人間が初めて家畜として飼育した動物といわれています。本来、犬は人間とともに暮らす動物です。飼い主が責任をもって管理し、ともに生活することが犬のあるべき姿です。
かわいそうという気持ちだけで、野犬の後先を考えずに無責任にエサだけをあげてしまうことで、野犬が繁殖し、増えてしまいます。犬は人間とともに暮らす動物です。エサをあげるだけでは犬は幸せにはなれません。
エサだけをもらったメスの野犬は約6か月間隔で発情し、1回の出産で5~10頭の子犬を生みます。
増えた野犬は…
飼っている犬を捨てる、逃がしてしまう、不妊去勢手術をしていなかったことにより子犬が産まれてしまうなど、正しくない飼い方は、野犬を増やす要因になります。
竹やぶや草むら、空き家などは、野犬がすみ着き子犬を出産する場所となります。
また、生ごみや残飯が放置されていると、野犬のエサとなります。
まずは犬の正しい飼い方を知ることが大切です。⇒犬の正しい飼い方について
ご自身が地域の模範飼い主になり、地域のみなさん全員が正しく犬を飼う地域にしましょう。
住んでいる私たち一人ひとりが、野犬問題について知り、考えることが大切です。
県内の保健所では、自治会等地域住民を対象に出前講座を開催しています。
(※ 画像は丸亀市川西地区での出前講座の様子です。)
詳しくは、お住まいの市町を管轄する保健所までお問合せください。
リーフレット「みんなでつくる野犬の増えない・いない地域」(PDF:928KB)
地域の河川敷など公共の場所の清掃、草刈りは野犬のすみづらい環境にもつながります。
公共の場所をきれいに保つことは、無責任なエサやりを抑止することもできます。
地域の清掃の際に、野犬のすみかになっていないか、無責任なエサやり行為がないか、野犬対策パトロールをしてみましょう。
地域一丸となって、無責任なエサやりをさせない、野犬のすみづらい環境をつくりましょう。
丸亀市土器地区、岡田地区での野犬対策パトロールを兼ねた地域の清掃時の様子です。
野犬の増えない・いないまちづくりに関しては、お住まいの市町を管轄する保健所までお問合せください。
所在地:丸亀市土器町東八丁目526(電話:0877-24-9964)
管轄区域:丸亀市、坂出市、善通寺市、宇多津町、綾川町、琴平町、多度津町、まんのう町
所在地:さぬき市津田町津田930-2(電話:0879-29-8272)
管轄区域:さぬき市、東かがわ市、三木町、直島町
所在地:観音寺市坂本町七丁目3番18号(電話:0875-25-4383)
管轄区域:観音寺市、三豊市
所在地:小豆郡土庄町渕崎甲2079-5(電話:0879-62-1374)
管轄区域:土庄町、小豆島町
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