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希少糖の研究に取り組んでいます
現在配属されている産業技術センターでは、幅広い産業における県内企業の様々な技術ニーズを支援しています。その中でも当センターの農芸化学職は、食品関連の県内企業を支援しており、地場産品である希少糖やオリーブ、冷凍食品、醤油、素麺などの技術基盤の強化をサポートしています。
主な業務は、研究開発、技術相談、依頼試験・施設利用の対応です。
まず、研究開発では、県内企業の技術ニーズに基づいた研究をし、その研究成果の普及に努めています。最先端の技術を知るための情報収集や、当センターの研究成果の普及のために学会発表もしています。また、公設試験研究や、企業と受託研究や共同研究をすることもあります。
次に、技術相談では、品質管理、異物混入、微生物検査、栄養成分分析、期限表示の設定などについて、企業の方からの相談に応じます。実際に現場に向かい現地を確認し、改善指導を行うこともあります。
また、依頼試験・施設利用では、企業からの依頼で各種の分析を職員が対応し、企業の方が当センターの試験研究機器を用いるときの技術サポートをしています。単に分析して結果を報告するだけでなく、結果に対して問題点の指摘や、改善のための助言を行うこともあります。
その他、県内企業のニーズや取り組んでいる課題を把握するために企業訪問にも取り組んでいます。
研究開発では、大学の研究レベルから、商品開発に直結するような基礎から応用の研究まで、様々なフィールドでの研究に挑戦できます。また、技術相談では、企業の方と解決策やアイデアを一緒に考えていき、問題解決や商品化へ繋がったときは感謝されることも多く、達成感があります。
食品は惣菜、菓子、飲料など、種類が多く、食品に合った分析手法をその都度取り入れなければなりません。また、技術相談を受けたときや、研究計画を立てるときは知識と経験が必要です。そのため、周りの方々にアドバイスをいただきながら、最適な解決策や分析方法を提供できるように心がけています。
農芸化学職は、当センター以外に、環境保健研究センター、保健福祉事務所、農業試験場、農業改良普及センター、本庁の各課などに在籍しています。あまり聞き馴染みのない職種ですが、香川県全体をサポートしており、配属される部署によって業務内容は多岐にわたるため、自分なりの活躍の仕方が見つけられる職種だと思います。みなさんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
平成29年4月 現在の職場
(掲載内容は、令和2年2月現在のものです。)
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