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皇踏山園地展望台にて
一言に「林業職」といっても、森林土木や森林整備、鳥獣、希少野生生物、林地開発許可関係等、幅広い業務内容があります。中でも、私はみどり保全課で自然公園グループに所属しており、屋島山頂や寒霞渓等の国立公園、県民いこいの森と大川山野営場といった県立自然公園等の展望台や案内板の改修、危険木除去を行い、快適な利用を目指す施設整備に従事しています。
業務のやりがいを感じるのは改修後に利用者の方から「奇麗になって嬉しい」等のお声をいただいた時です。地元の意見や要望を聞き取り、施設の修繕を主体的に計画できることから、改修が完了した際には達成感もあります。今年度は小豆島にある皇踏山園地の改修を行いました。その山頂の展望台からは瀬戸内海や近隣の島々・土庄の街並みなどが眼下に望め、島ならではの眺望を楽しむことができますので、ぜひ訪れてみてください。
他にも、林業職は外出の機会が多いので、運動にもなりますし、事務仕事と現場仕事のメリハリがある仕事をすることができます。
私が入庁して苦労したことは用語が分からなかったことです。元々、農学部でアリについて研究しておりましたが、林業職とは畑違いでしたので、ゼロ知識からのスタートでした。しかし、入庁後は研修制度も充実しており、トレーナーも付きますので、気に病む必要はありません。
課題と感じることについては、職種・職階に関係なく意見やアイデアを出し合って改善していくとともに、新たに良いと思ったものは提案し事業化の検討を進めるなど、思っているよりも、柔軟性に富んだ風通しの良い職場環境です。
知識や技術は入庁してから身についてきます。現場経験を積む中で同僚や先輩職員から多くを学び、様々なことに興味をもち、知識を深めてください。この楽しい森林科学の世界に、未経験だからと応募をためらっていることは、人生を豊かにする機会の損失だと思います。まずは林業職に応募を行い、皆さんと一緒に山を歩き、働けることを楽しみにしております。
2021年4月 東部林業事務所
2024年4月 現在の職場
(掲載内容は、2025年2月現在のものです。)
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