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1 当該校
香川県立丸亀高等学校(校長 宮滝寛己)
丸亀市六番丁1番地
2 紛失物
令和5年度の全日制の第1学年の1クラス(生徒40名)の住民票記載事項証明書(氏名・性別・住所・生年月日・住民となった年月日を記載)
3 紛失判明の経緯等
令和7年6月4日(水曜日)午前9時30分頃、同校の教諭が、在籍生徒の異動に係る事務処理のため、該当する生徒の住民票記載事項証明書を同校の金庫から取り出そうとしたところ、うち1名の生徒が令和5年度に在籍していたクラス(生徒40名)の同証明書が紛失していることに気付いた。保管をしていた金庫は、通常、施錠しており、その鍵は職員室で鍵のかかる机の引き出しに入れて管理をしている。また、当該金庫では住民票記載事項証明書のほか、生徒指導要録などを保管していたが、他に紛失したものはない。なお、現時点では、いつどのような経緯で同証明書が紛失したかの特定には至っていない。
4 紛失判明後の対応
(1)令和7年6月4日(水曜日)午前10時頃、令和5年度に当該クラスの正担任でもあった当該教諭及び副担任であった教諭が自身の机やロッカーを確認したが、発見することはできなかった。
(2)同日午後4時頃、当該教諭が当該金庫等を捜索したが、発見することはできなかった。
(3)同日午後7時頃、当該教諭は、管理職に本事案の報告をし、校長は、当該金庫等を改めて捜索するよう当該教諭に指示した。
(4)同月5日(木曜日)午前8時25分頃、校長は、臨時の職員会議を開き、教職員に各自の机やロッカー等を捜索するよう指示した。その後、同日から同月9日(月曜日)にかけて校内を捜索したが、発見することはできなかった。
(5)同月10日(火曜日)13時50分頃、校長は丸亀警察署に遺失物届を提出した。
(6)同月11日(水曜日)、放課後、全校生徒に向けて事情説明と謝罪の放送を行うとともに、全校生徒及び保護者あてのお詫びの文書を生徒に配付した。また、当該クラスの生徒の家庭に対しては、別途事情説明と謝罪を行うとともに、この度の紛失に伴う不審な事案等がないか確認をする。なお、現在のところ、個人情報の流出は確認されていない。
(7)本事案を受けて、以下のとおり再発防止策を行う。
・ 重要書類の管理体制の見直し
各種個人情報を含む書類の保管・管理について、これまでの鍵付き保管庫の使用に加えて、書類の移動履歴や保管場所を記録に残す運用に変更する。
・ 定期的な棚卸しと確認の実施
学期ごとに一度、書類の点検及び確認作業を必須業務として明文化し、確実な所在管理を徹底する。
・ 職員への情報管理研修の実施
個人情報保護に関する研修を定期的に実施し、全職員が書類管理の重要性とリスクを十分に理解し、適切な対応を行える体制を整える。
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