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マダニに咬まれると、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」、「日本紅斑熱」などのダニ媒介感染症を発症する危険性があります。島内では、令和5年4月に、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の患者が報告されています。
SFTSはSFTSウイルスによる感染症で、SFTSウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染し発症します。山や草むら等のマダニが多く生息する場所に入る時は、長袖、長ズボン、長靴、帽子、手袋を着用し、肌の露出を少なくしましょう。肌が出る部分には防虫スプレーを噴霧しましょう。
マダニに咬まれたら、無理に引き抜こうとせず、医療機関でマダニの除去などの処置をしてもらいましょう。また、マダニに咬まれた後、1~2週間程度は体調の変化に注意をし、発熱や発疹、嘔吐等の症状が認められた場合は医療機関で診察を受けてください。
近年、イヌやネコでもSFTSを発症し、発症したイヌやネコからヒトに感染するおそれがあることが明らかになりました。飼育している動物の健康状態の変化にも注意し、体調不良の際には動物病院を受診したり、野生動物との接触は避けたりするなど、自分自身を守るためにも、万全の対策を行なってください。
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