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「ベルサイユ賞(Prix Versailles)」の「世界で最も美しいアリーナ2025」6施設にノミネートされていた、香川県立アリーナ(あなぶきアリーナ香川)が、令和7年12月4日(フランス・パリ現地時間)、ユネスコ本部で開催された表彰式において、ベルサイユ賞(最優秀賞)を受賞しましたので、お知らせします。
【Prix Versailles(ベルサイユ賞)について】 URL: https://www.prix-versailles.com(外部サイトへリンク)
・2015年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部において創設された建築賞
・毎年、設定されたカテゴリーごとに、世界の優れた建築物やインテリア等を表彰(2025年は以下の8カテゴリー)。Sportsでは、2024年1月~2025年6月30日に新設または改修した施設が対象
Museums(美術館)、Hotels(ホテル)、Restaurants(レストラン)、Campuses(学校)、Airports(空港)、Emporiums(店舗・百貨店)、Passenger Stations(旅客駅)、Sports(Arenas)(アリーナ)
【池田知事のコメント】
香川県立アリーナが、世界の数多くのアリーナの中からこのような名誉ある賞をいただくことができ、大変光栄に存じます。心より感謝申し上げます。設計を手がけてくださったSANAAをはじめ、携わってくださったすべての皆様に、深く敬意と感謝の意を表します。
香川県立アリーナは、瀬戸内の島々を想起させる外観が特徴で、周囲の自然景観に溶け込んでいます。香川県は日本で一番小さい県ですが、アリーナが面する瀬戸内海の美しさは「世界の宝石」とも称され、豊かな自然や歴史、文化、アートなどの魅力にあふれています。ぜひお越しください。
【設計者 有限会社SANAA事務所 妹島和世様のコメント】
このたびは、携わらせていただきました香川県立アリーナがこのような素晴らしい賞をいただき、大変光栄に思います。香川県、香川県民の皆様、設計チームのメンバー、そしてご支援ご協力いただきましたすべての方々に、大きな感謝と御礼を申し上げます。
香川県立アリーナは、美しい瀬戸内海と街並みをつないで、新しい風景と公共空間を作ることを目指して計画しました。アリーナにこれからさらに多くの方々が集まって、皆様に親しまれる場所になっていくことを願っております。ありがとうございました。
【世界ベルサイユ賞機構による県立アリーナの紹介<和訳>】
香川県立アリーナ(あなぶきアリーナ香川)から発する詩情が、空間をまとまりのある独自の景観へ変貌させました。瀬戸内海を望み、高松駅や港に近接するこの開放的な建物はSANAAの設計によるもので、既存の広場、公園、港を一体化し、街と海をつなげています。
水上からも陸上からも見える調和に満ちた3つの建物は、水平線に浮かぶ小さな島々のシルエットを思わせる、柔らかくうねる一つの屋根の下でつながっています。壁のない競技場は、観客席が柔らかな境界となり、社会的な交流を促進します。大きなピクチャーウィンドウに囲まれた建物は、あらゆる方向から自然光が降り注ぎ、新しく魅力的なスポーツ施設となっています。
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