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南海トラフ地震が今後30年以内に発生する確率は70%~80%とされており、いつ起こってもおかしくありません。
過去の大規模地震においては、家具類の転倒等によって多くの方が犠牲になりました。
一方で、香川県地震・津波被害想定調査報告書では、家具類の転倒・落下防止対策によって、死傷者数を4分の1に軽減できるとの想定が示されています。
ご自分やご家族の命を守るために、家具類の転倒・落下防止対策を行っておくことは大変重要です。
下記のチェックリストを確認して、できることからすぐはじめましょう!
チェック項目 | ポイント |
1.家具の置き場所を検討 |
「寝る場所」や「座る場所」の近くにはできるだけ家具を置かないようにしましょう。 |
2.家具の向きに注意 | ベッドなどに向かって倒れてこないよう、家具の向きを見直しましょう。 |
3.家具の重心を下げる |
家具の上部に重い物を入れていると倒れやすくなります。 |
4.家具の固定 | 家具の固定には、様々な固定方法・固定器具があります。 下表を参考に、固定方法を検討しましょう。 |
5.ガラスの飛散防止 |
ガラスの扉が付いている家具は、地震の際にガラスが割れ、中身が飛び出す可能性があります。窓ガラスも含め、飛散防止のためのフィルムを貼るなどの対策をしましょう。 |
リーフレット「できていますか?家具類の転倒防止対策」(PDF:434KB)
香川県では、家具類の固定方法がわからない方や、自分で固定作業をすることが難しい方のために、「香川県家具類固定サポート制度」を実施しています。
この制度は、香川県防災士会の「香川県家具類固定サポーター」が、皆様の家庭を訪問し、固定方法のアドバイスや、固定器具の取付支援を行うものです。
昭和56年(1981年)5月以前に建設した住宅は、旧耐震基準で建てられているため、耐震性能が十分とは言えません。
南海トラフ地震などが起きた場合、生命と暮らしに重大な影響を及ぼす可能性が高いと考えられます。
香川県では、住宅の耐震化に係る「補助金制度」や従来の工法より安価で短期間に耐震化できる「低コスト工法」などをわかりやすくまとめたポータルサイトを作成しています。
対象の住宅にお住まいの方は、是非、ポータルサイトをご覧いただき、住宅の耐震化についてもご検討ください。
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