ここから本文です。
6月11日(水曜日)に香川用水記念公園で行われた香川用水土地改良区主催の香川用水水口祭(みなくちさい)に出席しました。
水口祭の「水口(みなくち)」とは田んぼに水を引き入れる入口のことを言います。讃岐平野では昔から、4月中旬に田植えの準備作業をして地ごしらえをしたとき、水口へ氏神様から戴いた「お札」(護符)を立て季節の花や焼き米をお供えして水への祈りと感謝を捧げる風習があり、これに因んで、吉野川の水が阿讃トンネルを通り最初に水面を見せる香川用水東西分水工を水口に見立てて、毎年、田植えが本格化する6月11日に開催されています。
恵みの雨が降る中、多くの関係者の皆さまが参列して、水源地域である高知・徳島県への感謝の気持ちを新たにし、配水の安全と豊潤を祈願する神事が厳かに行われました。
式典が行われた後、地元伝統芸能である財田鍬(くわ)踊り、財田町長野獅子、大野原龍王(りゅうおう)太鼓が奉納されました。
また、参加者には丸亀市の有志で結成されている「碧空会(あおぞらかい)」や地元の「こすもす広場」の方々による「手打ちうどん」のお接待が行われました。
県では今年度から香川用水水口祭が行われた香川用水記念公園がより快適で親しみやすい拠点となるようリニューアルに取り組むこととしております。
昭和49年の通水以来、半世紀に渡り香川県を潤してきた香川用水の恩恵と水源地域の皆さまの御理解に感謝するとともに、次の世代に香川用水の歴史を伝承していくよう努めてまいります。
このページに関するお問い合わせ