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サワラの採卵
餌のプランクトン
(シオミズツボワムシ)
ふ化後約25日のキジハタ
ふ化後約20日のヒラメ
キジハタの採卵用親魚
人の管理下で、自然採卵もしくは人工採卵により受精卵を採取し、魚種によっては人工授精を実施します。そうして、得られた受精卵は水温などを適切に管理してふ化を促します。
ふ化した仔魚は、非常に敏感で高度な飼育管理が必要であることから、通常はフィルターでろ過して紫外線等で殺菌した海水を入れた屋内のコンクリート水槽で飼育管理を行います。
ふ化仔魚には、最初にプランクトンを給餌し、成長にそって口の大きさに合った栄養価の高い人工の配合飼料を与えて、健康な仔魚の生産に努めています。
また、最近の研究で、仔魚に悪影響をもたらす病原体が見つかってきているので、これらの対策に高度な検査と防疫を行っています。
香川県ではこれまでに、クロダイ、スズキ、マコガレイ、ヒラメ、キジハタ、オニオコゼ、タケノコメバル、クルマエビ、ガザミの生産に取組んできました。現在は、ヒラメ、キジハタ、タケノコメバル、クルマエビの生産を実施しています。また、国の協力を得ながら、瀬戸内海海域の府県及び(社)全国豊かな海づくり推進協会とともに連携しながら、サワラの生産も実施しています。
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