ホーム > 組織から探す > 税務課 > 県税のページ > 中学生の税についての作文 > 平成30年度受賞作品「税金を学んで」

ページID:10422

公開日:2020年12月10日

ここから本文です。

平成30年度受賞作品「税金を学んで」

「税金を学んで」

丸亀市立西中学校1年 女子

今私が普通に見ることができているこの世界。きれいな景色や、黒板の文字、テレビの画面。でももし日本に税金の制度がなかったら?私は全部ぼんやりとしか見られなかったかもしれません。

以前は税金と聞くと、私は消費税をはらうことくらいしか思いつきませんでした。買い物のたびに余分にお金をはらっていることが損だと思っていました。だけど、学校で税金を学ぶ機会があったとき、私は税金によって今の社会や、私たちの暮らしが支えられていることがわかりました。家に帰って母にそのことを話すと、私の目も税金によって救われたのだと教わりました。

私は三歳から小学校二年生まで、遠視用のメガネをかけていました。三歳児検しんの時に、視力検査で十分に見えていないことがわかり治療をすることになりました。遠視は放っておくと、大人になっても弱視といって、メガネをかけてもあまりよく見えなくなってしまいます。私は三歳から治療用の遠視のメガネをかけることで、小学校三年生になるころには、遠視が治り、ものをはっきり見ることができるようになりました。

私の目が遠視だということを早く見つけられて早くから治療ができたのは、三歳児検しんのおかげだそうです。この検しんは市が行ってくれているもので、無料で受けることができました。そこでの検しん結果から、大きな病院で検査を受け治療を始めたのですが、私の住む市は医療費も乳児医療助成制度によって無料です。治療用のメガネを作る時も、費用の一部を助成してもらえたおかげで、成長に応じて目にあったメガネをつくり変えることができたそうです。

以前の私のように、税金が損だと思っている人はまだたくさんいると思います。でももし税金がなかったら私は遠視のままで、弱視になっていたかもしれません。皆に納められた大切な税金は、医療や、教育、公共の施設など、さまざまな場面でみんなのためにつかわれています。それによって困っている人や弱い立場の人を救うことができます。たくさんの人を笑顔にすることができます。私は税金について学び、私を助けてくれた税金のことを損だと思っていたことに、今ではとても申し訳ないと思っています。学校に行けることも、公園で遊ぶことも、安心して生活できることも、すべて税金のおかげだということが分かりました。いままであたりまえだと思っていたこの環境に感謝したいと思います。

また、私がはらった消費税も、誰かの命を救い、誰かの生活を変えることができるかもしれません。お互いを救い、救われる税金はすばらしいと思いました。これからも、そのことを忘れずに生活していきたいです。そしてまた、税金は、損なんかではないと、たくさんの人に知ってほしいです。

このページに関するお問い合わせ